水盤の王さま

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小川 未明

初級翻訳・水盤の王さま 第1話

去年の寒い冬のころから今年の春にかけて、金魚はたった一ぴきだけが生き残っていました。その金魚には友だちもいなければ、親や兄弟というものもありません。まったくの独りぼっちで、さびしそうに水盤の中を泳ぎまわっていました。「お兄ちゃん、この金魚っ...
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