宮沢 賢治 初級翻訳・祭の晩 第1話 山の神さまのお祭りの秋の夜のことでした。亮二(りょうじ)は、新しい水色のしごきをきゅっと締めて、お小遣いの十五銭を握りしめ、お旅屋(おたびや)へ出かけました。「空気獣(くうきじゅう)」という見世物小屋が、ものすごい大繁盛です。小屋の幕の前で... 宮沢 賢治祭の晩
宮沢 賢治 初級翻訳・祭の晩 第2話 家に帰って、厩(うまや)の前から中に入ると、おじいさんがたった一人でいろりに火を焚き、枝豆を茹でていました。亮二は急いでおじいさんの向かい側に座り、さっきの出来事を全部話しました。おじいさんは最初は黙って亮二の顔を見ながら聞いていましたが、... 宮沢 賢治祭の晩