黄いろのトマト

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宮沢 賢治

初級翻訳・黄いろのトマト 第1話

博物局十六等官キュステ誌 僕の町の博物館には、大きなガラスの戸棚があります。その中には、剥製になった四羽のハチドリがいます。 生きているときは「ミィミィ」と鳴き、蝶々のように花の蜜を吸う、あの小さくて可愛らしいハチドリです。 僕はその四羽の...
宮沢 賢治

初級翻訳・黄いろのトマト 第2話

あまり長居して飽きられてしまうと、こいつはまたいろいろといやなことを言うからね。では、いいかな?」番人のおじいさんは僕の涙を拭いてくれて、それから両手を背中で組んで、ことりことりと向こうの部屋を見回しに行きました。おじいさんの足音が、その薄...
宮沢 賢治

初級翻訳・黄いろのトマト 第3話

四本の足はゆっくりと上下に動き、時々フウ、フウという呼吸の音も聞こえてきた。二人はいよいよ強く手を握り合って付いて行った。そのうち、お日さまは妙に赤くどんよりとして西の山に沈んでしまい、残りの空は黄色く光り、草はだんだんと青から黒く見えてき...
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