猿飛佐助

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初級翻訳・猿飛佐助 第5話

いっそその風を飲み込んで、そのまま逃げてやろうかと思ったんだけど、どっこい、飲み込んだ風が大暴れする無類の暴れん坊でね。この全身を駆けめぐり、あちこち破って外へ飛び出そうとしたもんだから、ひどい咳が出るわ熱は出るわで、本当にひどい目に遭った...
猿飛佐助

初級翻訳・猿飛佐助 第4話

入道はびっくりして慌てて身をかわした拍子に、ドンと見事に尻もちをついてしまいました。その瞬間、どこからかカラカラと楽しそうな笑い声が聞こえてきました。「いったい誰だ、笑っているのは……?」 と、入道は頭に血を上らせて、「――海野、お前か?」...
猿飛佐助

初級翻訳・猿飛佐助 第3話

老人はますます自分の思い通りになったとばかりに面白がり、おかしくおならを放ちながら歌い続けましたが、やがて興奮のあまり、突然おいおいと大声をあげて泣き出し、「ああ、我はついに、世にも珍しいほどの超人的で、かつ最高に醜い者にめぐり会えたぞ!」...
猿飛佐助

初級翻訳・猿飛佐助 第2話

動くはずのないヒノキの木が自由自在に動くなんて、どう考えてもふ普通の木じゃないぞ。化け狐か、タヌキか、それとも森の妖怪の仕業か」 そう呟いた途端、カラカラと威勢のいい高笑いが聞こえてきましたが、肝心の姿は見えません。「おい、誰だ? 笑ってい...
猿飛佐助

初級翻訳・猿飛佐助 第1話

火遁の巻 千曲川に河童が棲んでいた、むかしむかしのお話です。この河童の尻が、数え年で二百歳か三百歳という、まだまだ若々しくて青臭く、すらりと痩せていた頃の話です。大嘘つきや出鱈目な仙人が集まって、狐や狸もびっくりするような新しい村、新手村(...
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