初級翻訳・椋のミハイロ 第3話

プルス ボレスワフ

「どうしてあんなやつにお金をあげるんだい?」と、ミハイロが心配そうに尋ねてみると、
「だって、そうするしかないんだもの……」
と娘は言うのです。
ある日、その意地悪な職人が番頭と大喧嘩をし、仕事を辞めて出て行こうとしました。
その時、男は自分が辞めるだけでなく、娘にも「一緒に仕事を辞めろ」と、まるで自分が雇い主であるかのように高圧的に言いましたが、娘は躊躇しました。
番頭が「夜まで働かなければ給料は払わないぞ」と言ったからだそうです。
わずか一文であっても、汗水流して稼いだお金ですから、貧しい労働者にとっては惜しいものです。
それで、娘はまた仕事に取りかかろうとしました。
男は腹を立て、大声で怒鳴りました。
「おい、俺と一緒に行くのか、行かないのか、はっきり答えろ!」
娘は煉瓦を積む手を止め、男の顔をちらりと見上げました。
その目はすでに涙でいっぱいでしたが、それでも結局、男の後をついて行ってしまったのです。
惚れているのです。
ただ、ミハイロにはそれが分からなかったのですが。
娘がいたからといって、特別嬉しい思いをさせられたわけではありませんでしたが、いなくなってみると、どうしようもなく寂しいのです。
また一人ぼっちに戻ってしまいました。
その晩は眠ることができませんでした。
翌日、いつも通りに仕事に取りかかってみたものの、まったく手につかないのです。
工事現場にいることすら嫌になってきました。
どこへ行っても、何に触れても、何を眺めても、娘のことが思い出されて、生き別れになったような辛さが身にしみてわかります。
それなのに、まわりの連中は笑いながらこう言うのです。
「おい、椋、ワルシャワの新妻はどうした?……気に入ったかい?」

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