かくれんぼ
見えた 見えた 見えた
足が見えた
お顔かくして
かくれんぼしてる
見えた 見えた 見えた
お手が見えた
お眼かくして
かくれんぼしてる
見えた 見えた 見えた
お顔が見えた
お眼つぶつて
かくれんぼしてる。
尾上の松
尾上の松に
鶴が来てとまったよ
鶴が来てとまったよ
松葉がパラパラパラ
松葉の数は
一本一本数えていたら
千年かかる
千年目にも
鶴が来てとまったよ
鶴が来てとまったよ
松葉がパラパラパラ
松葉の数は
一本一本数えていたら
万年かかる。
機織り
おいで おいで おいで
お客さんにおいで
わたしは このごろ
機(はた)を織りました
一つ 日の出の
鶴を織りました
二つ 芙蓉(ふよう)の
花を織りました
三つ 三笠(みかさ)の
月を織りました
鶴は日の出に
向かって鳴きました
花はりんりん
りんと咲きました
月ははるかに
冴えて照りました
おいで おいで おいで
お客さんに おいで
わたしは 見事に
機を織りました
鼠の小母さん
いまここ鼠が
ちょっと通った
鼠の小母さん
蝙蝠(こうもり)さん
いまここ鼠が
ちょっと通った
鼠の小母さん
蝙蝠さん
お門(かど)の扉を
見なさいよ
お月様がちょっと出て
ちょっと照らした
月夜になったら
蝙蝠さん
鼠もちょっと呼んで
ちょっと遊ぼう
七つ星
七つならんだ
七つ星
七つならんで
夜が更ける
夜ふけにお星も
みんな眠る
眠れば静かに
夜が更ける
眠れよ七つの
七つ星
夜ふけにお星も
みんな眠る
海坊主小坊主
カンカラカンカラカン
海坊主 出たぞ
小坊主の先きに
海坊主 出たぞ
カンカラカンカラカン
海坊主 小坊主
小坊主も 出たぞ
カンカラカンカラカン
芒の穂
山の芒(すすき)の穂
山から風が吹いたら ホウイ
里の方へ ホウイ
山から里を見て
自分の山を 忘れた ホウイ
里の芒の穂
里から山を見た ホウイ
山の方へ ホウイ
山から手招きだよ
自分の里を 忘れた ホウイ
影踏み
お出しよ お月さん
影法師を お出しよ
出そうか 影法師
踏まそうか とんと
お出しよ 影法師
影法師を お出しよ
出したよ 影法師
踏んだかい とんと
お出しよ お月さん
影法師を お出しよ
お出しよ 影法師
踏むから お出しよ
眠り亀の子
眠れ眠れ
首を出した
亀の子
亀の子が
眠った
眠れ眠れ
足を出した
亀の子
亀の子が
眠った
眠れ眠れ
眠ったかい
亀の子
亀の子が
眠った
雀の機織り
雀の機織り
雀の機織り
雀が機を織る
雀の機織り
よく織る よく織る
チン チン パタ パタ
チン チン パタ パタ
お藪で機を織る
雀の機織り
今日きりで日がない
お嫁さんのお支度
忙しい 忙しい
チン チン パタ パタ
チン チン パタ パタ
宮城野の萩
宮城野の萩は
薄(すすき)の蔭に
ちょっぴり咲いた
お馬さんが通ると
薄の蔭で
お馬さんを見ている
急げよお馬さん
薄の蔭を
ちょっぴり急げ
宮城野の萩は
薄の蔭で
お馬さんを見ている
秋の月
石山寺の秋の月
瀬田の唐橋を誰が渡る
誰も渡らぬ わたしが渡る
橋の上から下を見れば
水に映るのは自分の姿
月は自分の姿に見とれている
帰る矢橋(やばせ)の船でさえ
風が吹かなければ
帰れない
帰らないとわが子に逢えない
月は帰るのを
急いでいる。
こほろぎ遊び
こおろぎ コロコロ
夜が長いなあ
夜が長いなあ 夜が長いなあ
帯を結んだ
その帯を どの子に
締めさせる
この子に この帯を
締めさせる。
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