初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第32話

ホーソーン ナサニエル

「僕は今までたくさんの巨人を見てきた」とハーキュリーズは考えました。「しかし、こんなに大きなお椀でお酒を飲まなければならないような巨人を見たことはないぞ」

そして本当に、それは驚くほど大きなお椀でした! それはとても、とても大きくて……いや、結局のところ、僕にはそれがどれほど途方もなく大きかったのか、言葉で言い表すこともできません。控えめに言っても、大きな水車の輪の十倍はあったでしょうか。そして、全体が金でできていたにもかかわらず、小川を流れていくどんぐりの皿よりも軽々と、盛り上がってくる磯波の上に浮かんでいたのです。

波がそれをごろごろと転がすように運んできて、ついにハーキュリーズの立っているすぐ近くの岸に、その底がつきました。そうなるとすぐに、彼はどうすればいいのか悟りました。彼はこれまでに数々の目覚ましい冒険を成し遂げてきたので、何か少しでも普通と違ったことが起こった時には、いつでもそれに応じた対処の仕方をよく心得ていたからです。

このおそろしく大きなお椀が、ハーキュリーズを乗せてヘスペリディーズの庭へと海を渡らせるために、何か見えない力によって海に浮かべられ、こちらへ流されてきたのだということは、火を見るよりも明らかでした。そこで彼はすぐさま縁を乗り越えてその中に滑り込み、そこに獅子の皮を敷いて、少し横になって休むことにしました。あの川のほとりで娘たちと別れてからというもの、彼はほとんど休まずに歩き続けてきたのです。

彼の体が空っぽのお椀に当たると、心地よい響きが鳴りました。お椀が軽くゆらゆらと揺れ、その揺れがあまりにいい気持ちだったので、ハーキュリーズは揺られながら、たちまち心地よい眠りに誘われていきました。

彼がうたた寝をしてから、どれくらい経ったでしょうか。乗っていたお椀が岩に触れたことで、金か真鍮か、とにかくそのお椀が何でできていようと、教会の鐘よりも百倍も大きく鳴り響きました。その音で目を覚ましたハーキュリーズはすぐ立ち上がり、どこへ着いたのかと思ってあたりを見回しました。

彼はやがて、そのお椀が海をほとんど渡り終え、どこかの島らしい海岸に近づいていることに気づきました。そして、その島で彼が何を見たのか、君たちには想像がつくでしょうか?

いいえ、なかなか見当がつかないでしょう。たとえ五万回予想してみたところで、絶対に当たりません! 僕にはこれが、彼の驚くべき旅と冒険の全行程の中でも、ハーキュリーズが今までに見た中で一番驚くべき光景だったと思われます。

それは、切られるたびに二つになって生えてくる九つの頭を持つハイドラよりも、あの六本足の怪人よりも、アンティーアスよりも、ハーキュリーズの時代より前に誰かが見たものよりも、あるいはこれからの未来に旅人たちが見るかもしれないどんなものよりも、さらに驚くべき光景だったのです。それは一人の巨人でした!
しかし、お話にもならないような巨大な巨人でした。山のように背が高く、あまりに大きいので、雲がちょうど彼の腰のあたりにかかって帯のように見えたり、真っ白な顎ひげのようにアゴの下に垂れ下がっていたりしたのです。
また、雲は彼の大きな目の前も通り過ぎていくので、巨人はハーキュリーズのことも、彼が乗っている金色の椀のことも見えていませんでした。
それに、何よりも驚くべきことには、その巨人は両方の大きな手を高く差し上げて、まるで空そのものを支えているようだったのです。
ハーキュリーズが雲をすかしてよく見ると、なんと空がそのまま彼の頭の上に乗っかっていました! これは実際、話が大きすぎて少し信じられないようなことですが、間違いなくそうなっていたのです。

その間も、きらきらと輝くお椀は前へ前へと流れていき、とうとう岸に着きました。
ちょうどその時、風が巨人の顔の前から雲を吹き飛ばしたので、ハーキュリーズはとても大きな目鼻立ちをしたその顔を見ることができました。
両方の目はそれぞれ向こうにある湖ほどもあり、鼻の長さは一マイル、口の幅も同じくらいありました。
それはあまりに巨大で恐ろしくもありましたが、何だかすべてが嫌になってしまったような、疲れ切った顔つきをしていました。
自分の実力以上の重荷を背負わされて苦しんでいる人を、今日でも君たちはよく見かけるでしょうが、まああんな顔だと思えばいいでしょう。
その巨人にとって空を支えることは、自分の身の丈に合わない苦労に押しつぶされそうになっている人たちの、地上の悩みと同じようなものだったのです。
そう、人は自分の分相応でないことをしようとすれば、必ずこの巨人が経験しているのと同じような、ひどい目に遭うものなのです。

可哀想に! 彼は明らかに、もう長い間ずっとそこに立っていました。
古い森が彼の足のまわりに生えては枯れ、また生えていくということを繰り返していました。
どんぐりから芽を出して六、七百年も経った樫の木が、彼の足の指の間から無理やり生えていたほどです。
折しもその巨人は、はるか高いところにある大きな目で見下ろしました。
そしてハーキュリーズを見つけると、ちょうど彼の顔から吹き飛ばされたばかりの雲の中から鳴り出す雷の音かと思われるような声で、吼え出しました。
「わしの足元にいる奴は誰じゃ? そしてお前は、あの小さな椀に乗ってどこから来たのじゃ?」
「僕はハーキュリーズだ!」その勇士は、巨人の声に負けないくらいの、いや、全くそれに引けを取らない大きな声で言い返しました。
「そして僕は、ヘスペリディーズの庭を探しているんだ!」
「ほう! ほう! ほう!」巨人はびっくりするほど大きな声で、吼えるように笑い出しました。
「それはまことに結構な冒険じゃのう!」
「結構でなくて何なんだ!」ハーキュリーズは、巨人の冗談に少しムッとして叫びました。
「僕が百の頭を持つ竜ごときを怖がっているとでも思っているのか!」

こうして彼らが話をしている間にも、いくつかの黒雲が巨人の腰のまわりに集まってきて、雷と稲妻を伴う激しい嵐となりました。あまりに騒がしくて、ハーキュリーズには相手の言葉が一言も聞き取れないほどでした。
ただ、巨人のどれほどあるのか見当もつかないような足が、暗い嵐の中ににゅっと立っているのが見えるだけです。
そして、もうもうとした雲に包まれた彼の全身が、時折ちらっちらっと目に映るのでした。
彼はその間も、ほとんどしゃべり続けているようでした。
しかし、彼の大きくて深く、荒っぽい声は、雷がごろごろと鳴る音と混ざり合って、それと同じように山の向こうへと響いていってしまいました。
こうしてむやみやたらにしゃべって、その馬鹿な巨人は、計り知れないほどの息を無駄に費やしました。
というのも、彼の言っていることは、雷の音と全く同じで、一向にわけがわからなかったからです。

とうとう嵐は、来る時と同じように突然晴れ上がりました。
そして、からりと晴れた空や、うんざりしながらそれを差し上げている巨人、それから心地よい日の光がはるか高い彼の上から差し込んで、陰気な夕立雲を背景に彼の姿を明るく照らし出しているのが、また見えるようになりました。

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