自分自身のことを、いつも「かわいそうな不幸な子ども」という悲しい役回りにばかりあてはめて考えてしまう、ジャン自身のそんな心持ちからも、どうして不幸が引き寄せられずにいられるでしょうか。
ジャンはこの手記の中で、もし周りの人たちがもう一度自分を信用してくれたなら、自分の人生をすっかりやり直したいと語っています。
そのためには、まず何よりもジャン自身が、自分という人間のたゆまぬ努力と謙虚な姿勢、そして絶対に揺るがない善意の心に対して、心から深く信頼を置かなければならないのです。
〔一九三七年十二月〕
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