小川の亀の子
スッポン ポン
すっぽん亀の子
ピッチヤ ピチャ
ピチャ ピチャ 首出せ
スッポン ポン
すっぽん亀の子
泥だらけ
泥から 這い出す
スッポン ポン
小川の泥水
ピッチヤ ピチャ
夕立
夕立は 足取りが はやい足
出て来た 出て来た 入道雲
あっという間に お空に 広がって
見る間に 降り出す 強い雨
鳴り出す 鳴り出す 光り出す
ピカピカ ゴロゴロ 稲光り
あっという間に お空を 駆け抜けて
早いぞ 早いぞ 入道雲
蛍と露
お空のお星さまが
落ちて来て
蛍の 光に
なったんだって
蛍の 光は
すいすいと
夜露を 探して
飛んでいます
夜露も お空の
お星さまから
草の葉や 木の葉に
降るのです
蛍も お星さまを
忘れないで
夜露を 探して
飛んでいます
七夕
毎年 七月
七日には
タンタン七夕
星祭り
タンタン七夕
やって来たならば
タンタン短冊に
歌を書いて
短冊を 吊るした
竹を立てて
タンタン 七夕を
お祝いしましょう
紙芝居
始まるよ 始まるよ
紙芝居
あわてた ネズミの
お芝居だよ
チャンキ チャンキ
チャン チャン
子猫に 追いかけられた
親ネズミ
たまげて あわてた
お芝居だよ
チャンキ チャンキ
チャン チャン
松虫
チロリン チロリン
チンチロ リン
チロチロ チロリン
松虫だよ
はい はい ご用は
なんですか
野原に いたときは
どうしていたの
チロリン チロリン
鳴きながら
朝露や 夜露を
吸いました
背高コスモス
せいたか
コスモス
背比べ
おててを
上げても
届かない
高いな
高いな
かないわないな
わたしの
背の高さでは
かなわない
月と兎
兎さんはお山で
遊びます
お月さんはお空で
見ています
兎さんとお月さんは
昔から
誰でも知ってる
仲良しさん
虫の声
虫の音楽 にぎやかで
誰が聞いても 面白い
チロリン チロリン
チロリン チロリン
チンチロ リン リン リン
日暮れごろから 目を覚まし
草や小藪の 上に出て来て
チロリン チロリン
チロリン チロリン
チンチロ リン リン リン
夜は友達 集まって
細い涼しい 声を出して
チロリン チロリン
チロリン チロリン
チンチロ リン リン リン
お留守です
どちらへ つばめは
いきましたか
お国へ 帰って
いきました
つばめの お国は
どちらですか
お国は 南の
遠くです
海をこえ 海をこえ
海をこえて
遠くの 遠くの
お国です
兎の綱引き
お餅も つかずに
どうしたことだろう
エンヤラ ヤッサと
兎の 綱引き
お耳を 振って振って
どっこい どっこい
滑って ころげる
負けてはならない
そうとも そうとも
ひっぱれ ひっぱれ
応援が来るまで
勝負がつかないなら
月夜になっても
その綱は放すな
よいとも よいとも
放せば負けるぞ
豚のお鼻
豚のお鼻は
ぶうぶうお鼻
小さい時から
お鼻が鳴った
歩きながらも
ぶうぶう鳴らす
豚のお鼻は
ラッパのお鼻
お鼻がラッパで
お鼻が鳴った
目さえ覚めれば
お鼻を鳴らす
豚のお鼻は
ラッパのお鼻
月夜の竹やぶ
月夜の 竹やぶ
たん たん 竹やぶ
夜通し
ピカピカ
竹の葉っぱに
何だろう
夜通し ピカピカ
何だろう
星が寝ぼけて
やって来たのかな
星じゃないない
星じゃない
月夜に生まれた
露の玉
夜通し ピカピカ
まんまるく
竹の葉っぱで
ねんねする
狸のいたずら
ゴムの毬は
ポンポコ ポン
狸の太鼓は
腹太鼓
太鼓で毬を
ついたなら
ポンポコ ポンノ ポンポコ ポン
狸も毬も
ポンポコ ポン
軽い瓢箪
ポンポコ ポン
狸の尻尾は
重いから
尻尾で狸が
たたいたなら
ポンポコ ポンノ ポンポコ ポン
瓢箪ころげて
ポンポコ ポン
あわてた烏
月夜に烏が
目を覚まし
夜明になったと
飛び出した
ねぼけて月夜を
忘れている
あわてた烏は
おかしいな カア カア カア
夜明に烏が
目を覚まし
日暮れになったと
鳴き出した
夜明けと日暮れを
間違えた
あわてた烏は
おかしいな カア カア カア
十五夜
まるい お月さん
十五夜さん
まんまる お顔で
にこにこと
空の上から
ハイ 今晩は
誰とお月さんは
お友達
ぺったん ぺったん
お餅をつく
ぴょんぴょんうさぎと
ハイ お友達
鳴子
鳴子の 綱を引け
ガランガラン ガラン
田んぼの 小鳥は
キョロォキョロォ キョロォ
引け引け やれ引け
ガランガラン ガラン
小鳥が そろって
キョロォキョロォ キョロォ
鳴子だ 鳴子だ
ガランガラン ガラン
飛びましょう 逃げましょう
キョロォキョロォ キョロォ
逃げないのか 逃げないのか
ガランガラン ガラン
なかなか 飛ばない
キョロォキョロォ キョロォ
案山子
弓矢を握って
立っている
案山子は田んぼの
番兵です
敵の小鳥は
遠くから
案山子を見つけて
逃げていく
笠と蓑の仕度で
元気よく
来たら撃つぞと
身構えた
番兵の案山子は
勇ましい
山雀
かやの木山へ
山雀が
かやの実を 取りに
来ています
枝から 枝へと
飛び移り
声も高々に
鳴きながら
かやの木山の
かやの木に
かやの実を 取りに
来ています
朝起き雀
朝起き スズメが
お日様に
チン チン そろって
屋根から
お日さま おはようと
言いました
朝起き スズメに
お日さまも
空に お顔を
出しながら
おはよう おはようと
言いました
大根洗い
みんな 並んで
大根洗い
お兄さんも
裸足で
ゴシゴシ ジャンプ ジャンプ
ゴシゴシ ジャンプ ジャンプ
誰もが たすきを
キリリとかけて
お姉さんも
裸足で
ゴシゴシ ジャンプ ジャンプ
ゴシゴシ ジャンプ ジャンプ
雀と山茶花
山茶花の 花は
山茶花の 枝に
いくつも 咲いた
山茶花の下で
山茶花の花を
見ながら 遊ぼう
山茶花の 咲いた
山茶花の枝へ
雀も おいで
落葉
落葉の 学校の
生徒さん
風の吹くたび
一二の三
エンサカ ホイサと
飛び回る
飛ぶのが上手な
生徒さん
みんな そろって
一二の三
負けずに ひらひら
飛び回る
山
テテポポ ポツポ と
山鳩が
山で ラッパを
吹きました
テテポポ テテポポ
ポツポツ ポツ
テテポポ ポツポ と
山鳩が
山で吹くのが
じょうずです
テテポポ テテポポ
ポツポツ ポツ
逃げた小鳥
小鳥は丘や
森が好き
丘で遊んで
森で寝る
籠の中には
丘はない
籠の中には
森はない
逃げた小鳥は
空高く
小さい翼の
つづく限り
丘の向こうへ
飛んでいく
森の向こうへ
飛んでいく
豆腐屋さんのラッパ
朝起き 早起き
豆腐屋さん
お豆腐かついで
ラッパを吹く
トーテトーテ トテトの
トテ トテト
雨が降っても
休まない
風が吹いても
休まない
トーテトーテ トテトの
トテ トテト
街から街へ
吹いていく
優しいラッパ吹き
豆腐屋さん
騎兵
みんな ぱかぱか
お馬に乗って
いつも 騎兵は
勇ましい
みんな お馬も
鉄の靴を履いて
とっと とっとと
駆けてゆく
みんな一緒に
合戦の時は
いつも 真っ先
いさましい
おしゃべり四十雀
山で カラカラ カラカラ
おしゃべり 四十雀
黒い 黒い 黒いソフトの
黒い 小帽子
白い 白い 白いエプロン
白い チョッキ
ピーピー カラカラ カラカラ
ピー カラカラ ピー
森で カラカラ カラ
枝から 枝渡り
小さい 小さい 小さいロイドの
小さい 眼鏡
青い 青い 青い上衣に
青い マント
ピーピー カラカラ カラカラ
ピ カラカラ ピー
輪回し
輪回し くるくる
面白い
急いで回せば
早くなる
のろのろ回せば
遅くなる
止まれば回らず
すぐに転ぶ
転ばず回れと
走り出すと
くるくる くるくる
よく回る
友だち
皆さん 皆さん
お友だち
みんなで 仲よく
遊びましょう
羽くらべ 縄跳び
ランニング
負けても 泣いては
いけません
勝っても 自慢は
いけません
勝ち比べごっこで
遊びましょう
雀
雀の朝起きは
早いこと
お日さまがお顔を
出すよりも前にお
目々をさまして
くださいと
坊ちゃん 嬢ちゃんを
呼びながら
軒端で ちんちん
鳴いています
橇と少女
雪の野原の
遠くから
ちんから ちんから
鈴が鳴る
馬に引かせて
元気よく
鈴を振り振り
橇が来る
鈴の鳴るのを
少女が
お留守番をしながら
聞いています
村の鍛冶屋
村の鍛冶屋は
早くから
トッツテン トッツテン
トッツテン カン
大槌小槌の
槌の音
作るは鋤 鍬
鎌 唐鍬
トッツテン トッツテン
トッツテン カン
朝から晩まで
いそがしい
スキー
スキーは 愉快で
面白い
つるつる 滑って
走っている
下手では スキーは
走らない
すってん ころりん
よく転ぶ
上手の スキーは
ずんずんと
するする するする
面白く
原でも坂でも
走っている
童謡について一言
この童謡集「朝おき雀」は、私が長年主張してきた、いわゆる米英文化に影響されず、郷土すなわち本来の日本国民性を守るために、少しでも児童の情操教育を育む基礎となれば幸いであります。
コメント