小川 未明 初級翻訳・縛られたあひる 第1話 川のほとりに、三本のぶなの木が立っていました。冬の間、枝に残った枯れ葉を、北風が吹くたびにさらさらと鳴らしていました。まわりの木々はみんな静かに眠っているというのに、このぶなの木だけは、ずっとひとりで歌をうたっていたのです。ここからは、遠く... 小川 未明縛られたあひる
小川 未明 初級翻訳・縛られたあひる 第2話 そのうちに、自分がどこにいるのかも忘れ、あの居心地のよかった古巣がこの近くにあると思い込んだのか、急にそこが恋しくなって探し始めました。しかし、それがかえって自分を窮地に追い込むことだとは、あひるは気づいていませんでした。穴から頭を出して、... 小川 未明縛られたあひる