蛙のゴム靴

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宮沢 賢治

初級翻訳・蛙のゴム靴 第1話

松の木や楢(なら)の木の林の下を、深い堰(せき)が流れていました。岸には茨(いばら)や露草(つゆくさ)や蓼(たで)がびっしりと茂り、その露草が十本ほど集まっているあたりの下に、カン蛙(がえる)の家がありました。それから、林の中の楢の木の下に...
宮沢 賢治

初級翻訳・蛙のゴム靴 第2話

「おいカン君、お嬢さんが君に決めたってさ。」「何をさ?」カン蛙はけろんとした顔つきでこちらを向きました。「お嬢さんがお前さんを連れていくそうだよ。」カン蛙は急いでこちらへやってきました。「お嬢さん今晩は、僕に何か用があるんですか。なるほど、...
宮沢 賢治

初級翻訳・蛙のゴム靴 第3話

さあ走ろう、さあ!ほら!」「痛いよ!放せったら放せってば!えい、ちくしょう!」「早く、早く!ほら、もう大丈夫だから。おや?君の靴がボロボロじゃないか。いったいどうしちまったんだい?」カン蛙のゴム靴は本当にボロボロになってしまい、足のあちこち...
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