赤い蝋燭と人魚

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小川 未明

初級翻訳・赤い蝋燭と人魚 第1話

一人魚が住んでいるのは、南の海だけではありません。北の冷たい海にも、人魚は住んでいたのです。北の海の色は、深い青色をしていました。ある時、一人の女の人魚が岩の上に上がり、まわりの景色を眺めながら休んでいました。雲のすき間から漏れた月の光が、...
小川 未明

初級翻訳・赤い蝋燭と人魚 第2話

誰でもその絵を見ると、つい蝋燭がほしくなってしまうような、不思議な力と美しさがその絵には宿っていたのです。「うまく描けるはずだ。人間ではない、人魚が描いたのだもの」とおじいさんは感心して、おばあさんと話し合いました。「絵を描いた蝋燭をくださ...
小川 未明

初級翻訳・赤い蝋燭と人魚 第3話

「これほどの大嵐では、あの船はもう助からないだろう」おじいさんとおばあさんは、ガタガタと震えながら話し合っていました。夜が明けても、沖のほうは真っ暗で、恐ろしい景色が広がっていました。その夜、難破して沈んでしまった船は、数えきれないほどだっ...
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