絵のない絵本

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アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・絵のない絵本 第5話

「あそこは気持ちのいい夏のテントだからね」と、妻は言いました。「あそこならアザラシも何千となく跳ね回っているし、足元にはセイウチが眠っているんだもの。漁はたしかだし、きっと楽しいはずよ!」 それから、子供たちは泣き悲しみながら、窓に張ってあ...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・絵のない絵本 第4話

六人目の男は、御者のほうへからだを乗りだして、あそこに積み重ねてある石には、なにか特別のことでもあるのかとたずねました。「いいや」と、御者は言いました。「ただ、石が積み重ねてあるだけでさあ。だが、あっちの木のほうとなると、特別のことがありま...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・絵のない絵本 第3話

窓はたたき割られ、戸はひっぺがされて、床の上には血が流れていたんだ! ――だがね、あんたは『わたしの孫は、フランスの玉座の上で死んだ』と、言おうと思えば言えるんだよ!」「死んだ!」とお婆さんはくりかえしました。――それからは、一言も話さなか...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・絵のない絵本 第2話

『あたしね、この中に入ってめんどりさんにキスをして、きのうのおわびをしようと思ったの。でも、お父さんにはどうしても、そのことが言えなかったのよ!』それを聞くと、父親はその無邪気でかわいい子のひたいに、優しくキスをしてやりました。わたしも、そ...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・絵のない絵本 第1話

絵のない絵本 ふしぎなことです! わたしは、何かに深く心を動かされているときには、まるで両手と舌とが、からだにしばりつけられているような気分になるのです。そんなときには、心の中でいきいきと感じていることでも、それを絵に描くことも、言葉で言い...
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