江戸川 乱歩

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江戸川 乱歩

初級翻訳・鉄人Q 第8話

鉄人Qが巡査にばけて、逃げたときくと、ミドリちゃんのにいさんの小学校四年生の幸一君が警官の前に進み出て、こんなことをいいました。「ぼく、さっきからずっと、塔の入口を見てたんです。そしたら、いまから二十分ぐらいまえに、入口からでっかいおまわり...
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初級翻訳・鉄人Q 第7話

そして、その地面が、ななめになって、サアッと近づいたり、遠ざかったりするのです。ミドリちゃんをおぶった鉄人Qは、あさなわをつたって塔のてっぺんの屋根にのぼりつこうとしているのですが、そこへのぼって、いったいどうするつもりなのでしょう。ミドリ...
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初級翻訳・鉄人Q 第6話

もしかして、船の中なのでしょうか?いや、船だったらもっと大きく揺れるはずです。汽車や飛行機の中というわけでもありません。そんな乗り物だったら、こんなに暗いはずはないし、もっと大きな音がするはずです。塔上の怪その翌日のことです。山形屋のお店で...
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初級翻訳・鉄人Q 第5話

なんだか、お金の計算を、よく知らない人のようです。鳥井君は、あきれて大男の後ろ姿を見ていましたが、その歩き方が、じつにへんてこでした。まるで、機械じかけの人形のような、ぎごちない歩き方です。鳥井君は、はっと、あることに気がつきました。「あい...
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初級翻訳・鉄人Q 第4話

しばらくその男のお面のような顔を見つめていましたが、その時、はっとあることを思い出したのです。鉄人Qというロボットが行方不明になったという新聞記事のことでした。それは学校でも大きな話題になっていたので、よく知っていたのです。「ひょっとしたら...
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初級翻訳・鉄人Q 第3話

また、ぴしりっ、そして、「王手!」 鉄人のからだが、がくんと、くずれました。いよいよ、勝負がついたのです。すると、ああ、これはどうしたというのでしょう。おじいさんの目が、とびだすほど見開かれ、前にいるQの顔を、まるで、おばけでも見るように、...
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初級翻訳・鉄人Q 第2話

この顔も、鉄に絵の具がぬってあるんだよ」 おじいさんはそう言って、鉄人の顔を爪の先でコツコツとたたいてみせました。かたい音がします。それにしても、なんて上手にいろどられているのでしょう。いくらか黄色みのある顔色といい、耳も、目も、鼻も、口も...
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初級翻訳・鉄人Q 第1話

ふしぎな老人 北見菊雄(きたみきくお)君は、小学校の四年生でした。おうちの場所は東京の豊島区(としまく)なのですが、近くに小さな公園があって、北見君は友だちといっしょによくその公園で野球などをして遊んでいました。その公園には、毎日のように見...
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初級翻訳・透明怪人 第34話

」明智は、グルッと、人々の顔を見まわしました。みんなの目が、飛びだしそうに、見ひらかれています。みんなが石にでもなったように、身うごきするものもありません。「おわかりになりましたね。そうです。老怪人に化け、明智に化けた黒川記者、その黒川もほ...
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初級翻訳・透明怪人 第33話

黒川はあのとき、奇術師のはやわざで、真珠塔をガラス箱の中から、ぬきとっておいたのだよ。だから、夜中に、みんなが金庫の前に、がんばって、賊をまっていたときには、とっくに金庫はからっぽになっていたのさ。そのとき、怪人がしのびこんだように、感じら...
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