初級翻訳・おやゆび姫 第6話

おやゆび姫

おやゆび姫と別れたくないのです。
「これからはおやゆび姫なんて名前で呼んではいけないわ。」と、花の妖精が言いました。
「へんな名前よ。
あなたはとってもかわいいんだから、マイアと呼びましょう。」
ツバメは、「さようなら、さようなら。」と言いました。
あたたかい南の国からデンマークへ戻るため、ツバメはその場をさらなければならないのです。
あたたかい国を飛び立ち、北へ北へと飛んでいくにつれて、とてもさみしくなっていきました。
ツバメはデンマークにも巣を持っていたのです。あるお家の窓の上にも、ツバメの巣がありました。
そのお家には、すてきなお話(童話)を書くおじさんが住んでいたのです。
ツバメはその巣の中で、「キーヴィ、キーヴィ!」と鳴いて歌いました。
それは、小さなおやゆび姫が生まれてから、本当の幸せをつかむまでの、ぜんぶの物語を歌っていたのでした。

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