初級翻訳・もりのおひめさま 第1話

もりのおひめさま

深い森の中、森のお姫さまが窓からひょっこり顔をのぞかせました。すると、そよ風さんに呼ばれて、朝つゆの女の子たちがごあいさつにやってきました。

小川のほとりで、朝つゆのみんながお姫さまのキラキラふわふわな髪をとかしてあげます。真っ赤なドレスを着て、ピカピカの靴をはいたら、お出かけの準備はバッチリです。

お姫さまのために、コケの子たちが甘いハチミツをさっと運んできました。門のそばの涼しい木陰には、朝ごはんの用意が整っています。

キラキラしたふちの黒板に向かって、お姫さまは一生懸命お勉強を始めます。カラス先生は本をくわえて、あれこれとたくさんの知恵を教えてくれました。

お勉強が終わったら、子ジカや子ウサギと一緒に遠足に出発です。リスや小鳥たちも後をついてきて、お姫さまはウキウキと楽しい気分でいっぱいです。

森の外れの、コケがフカフカしている場所には、キノコの子たちが住んでいます。みんな楽しい仲間たちで、おしゃべりをしてお姫さまを楽しませるのが彼らのお仕事です。

明かりを手にした星の子たちが、森の奥にいるお姫さまを案内してくれます。暗い道を通って、無事にお家まで帰り着きました。いっぱい遊んだお姫さまは、すてきな笑顔を見せています。

森の生き物たちはみんなスヤスヤ。お姫さまも、もうおやすみの時間です。夜風がそよそよと鳴る中、星の子が一人、お城の見張りをしています。

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