初級翻訳・秘密の庭 第4話

直木 三十五

「ガロウェイ卿は、ちょうど死体が発見される直前に、君が庭へ出ていくのを見たと言っている。君は庭で何をしていたのですか?」

司令官は投げ出すように椅子に身を沈めました。
「そうだな」彼はアイルランド訛り全開で怒鳴りました。
「月を眺めていたのさ。自然と霊感を交えながらね」

重苦しい沈黙が続きました。
やがてまた、例のぞっとするようなノックの音が聞こえました。
イワンが、刀身のない鋼鉄製の鞘を持って再び現れました。
「これだけしか見当たりませんでした」とイワンが言いました。

「テーブルの上に置け」とヴァランタンは見向きもせずに言いました。
残酷な沈黙が室内を支配しました。それはまるで、死を宣告された殺人者を囲む法廷に漂う、あの逃げ場のない残忍な沈黙のようでした。
公爵夫人が先ほど上げた悲鳴の余韻も、とうの昔に消え去っていました。

次に発せられた声は、全く予想外のものでした。
「あの、申し上げたいことがございます」
マーガレット嬢が、勇敢な女性が公衆の前で話す時の、あの澄んで震えを帯びた声で叫びました。

「あの、私はオブリアン様がお庭で何をなさっていたか、よく存じておりますの。オブリアンさんは言いにくいので黙っていらっしゃるんですけれど、あの、実は私に結婚のお申し込みをなさいました。けれど、私はお断りいたしましたの。私どもの家庭の事情上、お断りするよりほかに仕方がありませんでしたので、私、ただ私の敬意だけを差し上げます、と申し上げました。
オブリアンさんは少し憤っていらっしゃいました。あの方は私の敬意など、あまり重要だとは思われなかったようですけれど」
彼女は妙な笑みを浮かべて付け加えました。
「あの方も今なら、私の敬意を受けてくださるでしょうよ。私はどこへ出ましても、あの方は決してそんな(人殺しのような)ことをなさる方ではないと誓い申します」

ガロウェイ卿は娘の方へじりじりと詰め寄りました。自分では小声のつもりで彼女を脅しつけていました。
「お黙り、マジイ」彼は割れんばかりの低声で言いました。
「なぜお前はこやつをかばうのか? やつの剣はどこにある? やつのいまいましい騎兵の剣はどこだ!」

彼はもっと言い募るつもりでしたが、娘の妙な眼差し――それは一同の視線をも強力な磁石のように吸い寄せた、あの奇妙な眼差し――に圧倒され、言葉を止めました。

「お父様の解らず屋!」とマーガレットは小声ではありましたが、敬虔な娘という仮面を脱ぎ捨てて言いました。
「一体何をそんなに発見なさるおつもりですの? あの方は私のそばにいらした時には潔白だったのよ。たとえ潔白でなかったとしても、私と一緒にいらしたのよ。もしあの方がお庭で人殺しをなさったとすれば、それを見たはずの人は誰でしょう――少なくともそれを知っているはずの人は誰でしょう? お父様はオブリアンさんをお憎みになるあまり、ご自分の娘までもその……」

ガロウェイ夫人が金切り声を上げました。
他の一同は、若い二人の間に起きたであろうその悪魔のような悲劇に思いを馳せ、ギクリとしました。
彼らはスコットランド貴族の誇り高い白い顔と、暗い家の中に飾られた古い肖像画のような、アイルランドの危険人物である彼女の恋人とを交互に見つめました。

病的な沈黙の最中に、一つの無邪気な声が響きました。
「それはよほど長い葉巻だったのかしら?」

突然の言葉に彼らは驚き、誰が言ったのだろうかと周囲を見回しました。「わしは」と、部屋の隅にいたブラウン神父が口を開きました。「わしは、ブレインさんが吸っていたという葉巻のことを言っているのです。まるで散歩用の杖のように長い葉巻だったように思えるものでね」

要領を得ない言葉でしたが、それを聞いて顔を上げたヴァランタンの表情には、感心したような、あるいは癇癪を抑えかねているような色が浮かんでいました。
「いや、まったくその通りです」と、彼は鋭く言いました。「イワン、もう一度ブレインさんを探してきてくれ。そして、すぐにここに連れてくるんだ」

執事が扉を閉めて出て行くと、ヴァランタンは今度は非常に熱心な様子で、令嬢に話しかけました。
「マーガレット嬢、一同はあなたが司令官の行動について説明してくださったことに感謝し、称賛しております。しかし、その説明にはまだ足りない部分がある。お父上は、あなたが書斎から客間へ向かう途中で出会ったと言っておられる。それからわずか二、三分後に、お父上は庭の方でオブリアン君がまだ散歩しているのを見かけたとのことですが」

「けれども、こういう事情も知っておいていただきたいのですわ」と、マーガレットは少し皮肉を込めた声で答えました。「あれは、私が彼からの求婚をお断りした直後のことでしたから、二人で仲良く腕を組んで戻ってくるわけにはまいりませんでしたの。とにかく、あの方は紳士でいらっしゃいますから、それで一人で後に残られた……そうして、殺人の疑いなどをかけられてしまったのですわ」

「その数分間の間に」と、ヴァランタンは重々しく言いました。「オブリアン君は、事実その――」

またもやノックの音がして、イワンが刀痕のある顔をのぞかせました。
「申し上げます。ブレイン様はもうお帰りになられました」

「なんだと、帰っただと!」ヴァランタンはこう叫びながら、初めて席を立ちました。

「お帰りになりました。夜逃げをなさいました。蒸発してしまわれたのです」と、イワンは滑稽なフランス語混じりで答えました。「あの方の帽子も外套もありません。私が何か痕跡がないかと表へ走り出てみますと、とんでもないものを見つけましてございます」

「なんだというんだ、それは?」

「お目にかけます」と召使いは言い、切先と刃の部分に血痕がこびりついた、ピカピカと光る抜身の軍刀を持ってきました。

一同は雷に打たれたようにそれを見つめました。しかし、物慣れたイワンは全く平然と続けました。
「私はこれを、パリ街道を五十メートルほど行ったところの藪の中に放り込んであるのを見つけました。つまり、あなた様の大切なブレイン様が逃げる時に投げ捨てた、まさにその場所でこれを見つけたのです」

再び沈黙が訪れました。しかし、今までのものとはどこか違っていました。
ヴァランタンはその抜身を取り上げて検分し、冷静に何かを深く考えているようでした。それから彼はオブリアンの方へ丁寧に顔を向けました。「司令官、君はこの軍刀が証拠品として必要になるまで、いつなりとも提供してくれると信じている。それまでは」と、ガチャガチャと音を立てる鞘に刀身を収めながら、彼は付け加えました。「とにかく、一応お返ししておきましょう」

        二

夜が明けました。しかし、謎は依然として解けぬままでした。
朝食の後、オブリアン司令官が庭のベンチでシモン博士と隣り合わせに座った時、鋭い科学的な頭脳を持つ博士は、すぐにまた死体の問題を切り出しました。
しかし、オブリアンの方はあまり議論に気乗りがしませんでした。彼の心は、議論などよりもずっと嬉しいことでいっぱいだったからです。朝食前にマーガレットと二人で花壇の間を散歩した時、彼女から嬉しい返事をもらえたばかりだったのです。

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