初級翻訳・豌豆畑 第1話

今野 大力

豆(えんどう)畑のむこうから、仲のよさそうな話し声が聞こえてくるよ。
ぼくはそこにゴロンとねころがって、その声を聞いていたんだ。
ちゃんとは聞きとれないけれど、本当に仲がよさそうな話し声だったよ。

すげ笠(かさ)のかげにかくれて、
お父さんもお母さんも、一生けんめいに草をむしりながら、
何か楽しそうにお話をしています。

子どもは、畑のうねを飛びこえてずっと遠く、
あっちの方で、何の心配もない、うれしそうな笑顔をうかべながら、
「かあさんよ、かあさんよ」って、
何度もよびつづけているよ。

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