2026-07

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タケノコ

初級翻訳・タケノコ 第1話

タケノコ新美南吉 タケノコというのは、はじめ地面の下にいて、あちこち潜って進んでいくものです。そして、雨が降ったあとなどに、ポコポコと土から頭を出すのであります。さて、このお話は、まだそのタケノコが地面の中にいたときのことです。タケノコたち...
たけのこ

初級翻訳・たけのこ 第1話

たけのこ新美南吉たけのこは、はじめのうちは地面の下にいて、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと、土の中をもぐって進むものなのです。そして、雨が降ったあとなどに、ぽこぽこと土から頭を出すのであります。さて、このお話は、まだそのたけのこたちが地面...
そり(童話)

初級翻訳・そり(童話) 第3話

子どもたちは、奥の部屋から台所へ、台所から奥の部屋へと駆け回っては、お母さんに、リカが何と言ったとか、どんなふうにせきをしたとか、いちいち報告しました。まるで、台所に何かめずらしい動物でもいるような大騒ぎです。コーリヤは、お母さんが手紙と一...
そり(童話)

初級翻訳・そり(童話) 第2話

そんなことが起きたら、お母さんや、お父さんや、レーワや、ボーリヤや、サシュールカが、それこそどんなに泣くだろう。 そうだ、ドウーニヤ叔母さんだって泣くに決まっている。 コーリヤはあたりを見回しました。なんだか、本当に狼や悪漢がすぐそばで自分...
そり(童話)

初級翻訳・そり(童話) 第1話

一 果てしなく広がる雪の野原を、二頭立てのそりが一台、のろのろと進んでいました。 そりについた鈴が、さびしげな音を響かせます。 真っ白に凍りついたぼろ布をかけられた馬は、煮えたぎる湯気のような白い息を、ヒューヒューと絶え間なく吐き出していま...
そりとランターン

初級翻訳・そりとランターン 第1話

ランタンをともしたそりだから、火花みたいに走ってる。ランタンのほのかな光のそりだから、そこだけ粉雪が照らされてる。ランタンの青い光のそりだから、トナカイのおしりが光ってる。ランタンが消えそうなそりだから、誰かが両手でかばっている。ランタンが...
しんばい

初級翻訳・しんばい 第1話

「今日は、あんまりいたずらばかりしちゃったから、もうぼくはいい子になれなくなっちゃうんじゃないかって、心配だよ。かあさん」「そんなことないわよ。明日からだって、いい子になろうと思えば、きっとすぐになれるわよ。おやすみなさい」(母、部屋を出て...
しっぺい太郎

初級翻訳・しっぺい太郎 第2話

そして、白羽の矢が立った家を訪ねてこう言いました。「ご心配には及びません。今日から七日の期限が過ぎないうちに、必ず娘さんを助け出してみせますから、どうか安心して待っていてください」と、家族を励ましました。娘の両親は、もう助かる望みはないとあ...
しっぺい太郎

初級翻訳・しっぺい太郎 第1話

一むかしむかし、諸国のお寺を巡礼して歩く「六部(ろくぶ)」という旅の僧が、あちこちを巡り歩いた末に、美作国(みまさかのくに)へやってきました。山深くへ進んでいくと、ある村にたどり着きました。村では何やらお祝い事があるらしく、あちこちから「ぺ...
すずの兵隊さん

初級翻訳・すずの兵隊さん 第2話

けれども、しっかりと立って、顔色ひとつかえずに、鉄砲をかついで、まっすぐ前を見つめていました。きゅうに、ボートが、長いどぶ板の下にはいりました。とてもとても暗くて、まるで、あの箱の中にはいったときとおんなじです。「いったい、ぼくは、どこへ行...
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