2026-07

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すずの兵隊さん

初級翻訳・すずの兵隊さん 第1話

あるところに、二十五人のすずの兵隊さんがいました。この兵隊さんたちは、みんな兄弟でした。なぜって、みんなは、一本の古いすずのさじを溶かして作られていたからです。どの兵隊さんも、鉄砲をかついで、まっすぐ前を向いていました。着ている赤と青の軍服...
しっかり者のすずの兵隊

初級翻訳・しっかり者のすずの兵隊 第2話

でもそれと同時に、ゴーッという恐ろしい音が聞こえてきました。それは、どんなに勇敢な人でもびっくりするような音でした。なんと、橋が終わったその先で、下水が滝になって大きな掘割へ流れ込んでいたのです。それは人間が滝に流されるのと同じくらい、危険...
しっかり者のすずの兵隊

初級翻訳・しっかり者のすずの兵隊 第1話

昔々、二十五人のすずの兵隊がいました。彼らはみんな同じ一本の古いすずのさじから作られた、兄弟のような存在でした。みんな銃剣をかついで、まっすぐに前をにらみつけていました。赤い服と青い服を着た、それはそれは立派な軍服姿でした。しまわれていた箱...
ごくあくウサギのものがたり

初級翻訳・ごくあくウサギのものがたり 第1話

こちらは、ごくあくウサギ。ほら、下品なおひげに、するどいツメ。おまけに、あんなふうに逆立ったしっぽ。こちらは、おっとりウサギ。手には、お母さんからもらったニンジンを持っています。すると、ごくあくウサギがそのニンジンを欲しがりました。「ちょう...
こがね丸

初級翻訳・こがね丸 第13話

「これはおかしい、道に迷ったか」と向こうを透かして見ると、年を経た榎の木が小暗く茂る陰に、これぞと思われる洞窟がありました。「さては金眸の棲み処に違いない」と、さらに近づいて見てみると、あの聴水が言った通り、岩が高くそびえ立ち、まるで鑿(の...
こがね丸

初級翻訳・こがね丸 第12話

ところが、この頃大王はどこからか『照射(てりしろ)』という女鹿を連れてこられ、その容姿に溺れておられるため、我らへの寵愛は日ごとに薄れ、密かに恨めしく思っていたのです……」そのようにして僕(しもべ)が、この前、黄金丸殿に追い詰められて以来、...
こがね丸

初級翻訳・こがね丸 第11話

自ら宝珠を捨てて神祠を抜け出し、住処も定まらぬ野良狐となって山を彷徨い、金眸の髭の塵を払って阿諛追従(あゆついしょう)を尽くし、その威を借りて多くの獣を害した罪は、諏訪の湖よりも深く、那須野が原よりも大きい。だが、お前の尾はまだ九つには割け...
こがね丸

初級翻訳・こがね丸 第10話

これも日頃、気疎ましいと思っていた黄金丸という奴を亡き者にしたので、胸にわだかまっていた雲霧が一時に晴れたからだろう……。それにしても、なんとよく照る月か。私がもし狸であれば、腹鼓でも打つところだ」と、あの黒衣の真っ赤な嘘を、それとも知らず...
こがね丸

初級翻訳・こがね丸 第9話

……いくらあいつに獅子(畑時能が飼っていた名犬)のような知恵と勇気があっても、わが大王に牙を向くなんて、蜀の犬が太陽に向かって吠えるような、愚かなこと極まりない。大王もその話を聞いて少しばかり恐れておられたので、軽々しく外に出ることもできな...
こがね丸

初級翻訳・こがね丸 第8話

こうして今宵、図らずも殿たち二匹の話を鴨居の上で聞いてしまいました。嬉しくも今宵こそ、御恩に報いる時が来たと心の中で喜んでおりました。しかし、今の殿たちの言葉では、とても私を牙にかけて殺すことなどできないとお決めになっていたので、それならば...
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