2026-08

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だまされた娘とちょうの話

初級翻訳・だまされた娘とちょうの話 第1話

弟や妹がたくさんいる貧しい家で育ったお竹は、大きくなると、家を出て働かなければなりませんでした。ふだんから親しくしてくれていた近所のおじいさんは、お竹に向かって、「おまえさんは、やさしいし、正直だし、それに子どもが好きだから、どこへいっても...
しろくまの 子

初級翻訳・しろくまの 子 第1話

シロクマは、北極海に面したアラスカやシベリアに住んでいます。シロクマは、水の中へ入って泳ぐこともできます。まっ白な毛がふさふさとしていて、かわいらしい目をしていますが、それは勇猛なけものです。あるとき、シロクマの母親は子どもたちを連れて、氷...
ざしき童子のはなし

初級翻訳・ざしき童子のはなし 第1話

ぼくらの方に伝わる、ざしき童子(どうじ)のお話です。ある明るいおひるま、みんなが山へお仕事に行ってしまい、ふたりの子どもが庭であそんでいました。大きな家にはだれもいなかったので、まわりはしんと静まりかえっていました。ところが、家のどこかの座...
さるのこしかけ

初級翻訳・さるのこしかけ 第2話

すぐにおうちへ帰れるのかい?」「帰れますとも!今度は下りですから、わけありませんよ」「そうか……」と言いながら楢夫あたりを見回しましたが、もうさっき入ってきたトンネルの出口はありません。それどころか、向こうの木のかげや草のしげみの後ろから、...
さるのこしかけ

初級翻訳・さるのこしかけ 第1話

楢夫は夕方、家の裏にある大きな栗の木の下へ行きました。その幹のちょうど楢夫の目の高さくらいのところに、白いきのこが三つ生えていました。真ん中の一番大きなきのこに、両わきの二つはずっと小さくて、少し低い位置にありました。楢夫はそれをじっと眺め...
さるかに合戦と桃太郎

初級翻訳・さるかに合戦と桃太郎 第2話

先生から押し付けられた植物学は、十分に運動場ではね回ったあとには、もうすっかり忘れてしまうかもしれないが、一時間植物とにらめくらをしたというそのことの効果は生涯に残るということが可能である。おとぎ話も植物の標本も、私たちに教えてくれるものは...
さるかに合戦と桃太郎

初級翻訳・さるかに合戦と桃太郎 第1話

近ごろ、ある地方の小学校の先生たちが、子どもたちを自分たちの思想に染めようとして、日本に昔からあるおとぎ話に、いろいろと珍しいオリジナルの解釈をつけて教えていたということが、新聞のニュースで報道されました。詳しい事実関係ははっきりしませんが...
くもと草

初級翻訳・くもと草 第1話

ちょうど赤ちゃが、目でいろんなものが見えるようになって、はじめてものを見てニコッと笑ったときのように、小さな花が道ばたにパッと咲きました。花の命は、本当に短いものです。すごい雨や、強い風が吹いたなら、いつどんなときでも散ってしまわなければな...
くまの こ

初級翻訳・くまの こ 第1話

くまの子新美南吉 あるとき、猟師(りょうし)が雪の積もった山へ、狩りに出かけました。 一羽のウサギを見つけたので、木のあいだや小道を追いかけまわし、やっとの思いで仕留めました。 ウサギを袋に入れて、その木の底でひと休みしてから、家の方へ帰ろ...
くまと車掌

初級翻訳・くまと車掌 第3話

――いや、考えた事柄は妙でもなんでもないのだが、そんな切羽詰まった場合に、よくあんなのんきなことを考え出したものだということ、それ自体が妙なのだった。それは、自分がこれまでに聞いたことのある、くまにまつわるいろんな珍しい話だった。そんな話が...
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