初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第7話

ホーソーン ナサニエル

だから、三人の白髪の婆さんのうち誰か一人だけには物が見えるけれど、ほかの二人は真っ暗闇だということ、それから、その目が手から手へと渡されているちょっとの間は、この可哀想なおばあさんたちの誰もが、ちっとも物が見えないということが、すぐにわかるでしょう。
わたしは今まで、いろいろ変わったことをたくさん聞き、また自分で見たことも少なくありません。
それでも、みんなで一つの目から覗いているというこの三人の白髪婆さんに比べられるほど不思議なことは、一つもなかったと思います。
パーシウスもやはりそう思ったのでした。
そして、どうかすると、彼の道連れが自分をからかっているのであって、世の中にそんな婆さんたちなんてあるものかと疑ったほどでした。「わたしが本当のことを言っているかどうか、今にわかるよ」とクイックシルヴァは言いました。
「耳を澄まして! 静かに! シッ、シッ! さあ、来たぞ!」

パーシウスは一心に夕闇をすかして見ました。すると、果たしてあまり遠くないところに、三人の白髪婆さんの姿が見えました。よほど暗くなっていたので、彼女たちがどのような格好をしているのかまではよく分かりませんでしたが、それでも長い白髪だけははっきりと見て取れました。

彼女たちがだんだん近づいてくるのを見ると、三人のうち二人は、額の真ん中に空っぽの眼窩だけが開いているのでした。しかし、三人目の姉妹の額の真ん中には、とても大きな、ぎょろぎょろとした鋭い目がついていて、それがまるで指輪にはめられた大きなダイヤモンドのようにきらきらと輝いていました。その目はあまりに強烈な光を放っていたので、真夜中でも昼間と同じようによく見える力を持っているに違いない、とパーシウスは思わずにはいられませんでした。三人の視力を一つに凝縮させて作り上げたのが、あの目なのです。

こうして彼女たちは、大体のところ、まるで三人で一緒に見ているのと同じような具合に、楽々と歩き回っていました。額にその目をはめている者が、その間じゅう鋭くあたりを見回しながら、他の二人の手を引いて歩くのですが、その目つきがあまりに鋭いので、パーシウスは自分とクイックシルヴァが隠れている深く茂った藪まで見透かされてしまうのではないかと、びくびくしていました。いやはや、あんな鋭い目の届くところにいるのは、本当に恐ろしいことでした。

しかし、彼女たちがその藪までたどり着く前に、三人の白髪婆さんの一人が口を切りました。
「もし! スケヤクロウ(かかし)さん!」と彼女は叫びました。「あんたは十分長く見たじゃないか。もうあたしの番だよ!」

「もうちょっとの間、あたしに貸しておくれ、ナイトメヤ(悪夢)さん」とスケヤクロウは答えました。「あの茂った藪の陰に、あたし何かちらっと見えたような気がするからさ」

「へん、それがどうしたっていうの?」とナイトメヤはすねたように言い返しました。「あたしには、あんたのようにたやすく茂った藪の中が見えないとでも言うの? その目はあんたのものでもあり、あたしのものでもあるんだよ。そしてあたしはあんたに負けないくらい、その目の使い方を知っている。いや、もしかすると、もっと上手かもしれない。どうあっても、すぐにちょっと見せてくれないと困るよ!」

しかしこの時、三人目のシェイクヂョイント(関節震え)という姉妹が、ぶつぶつ言い出しました。彼女の言い分は、今は自分が見る番なのに、スケヤクロウとナイトメヤがいつでも二人きりで目を持っていたがる、というのでした。

この口論をやめるために、スケヤクロウ婆さんは額から目を取り外し、それを手に持って突き出しました。
「どちらでもお取りよ!」と彼女は叫びました。「そしてこのくだらない喧嘩を止めてよ。あたしは、まあしばらく真暗闇を楽しみましょう。でも、早くお取りったらさあ。でないと、あたしがまた額にはめてしまうよ!」

そこで、ナイトメヤとシェイクヂョイントは、二人とも手を伸ばして、スケヤクロウの手から目をひったくろうとして手探りし始めました。しかし二人とも同じように目が見えないので、スケヤクロウの手の場所が容易には分かりません。スケヤクロウもまた、今はシェイクヂョイントやナイトメヤと同様に真っ暗闇ですから、目を渡そうにもすぐにはどちらの手にも出会えないのです。

こうして(君たち利口な子にはすぐ分かる通り)、これら三人のおばあさんたちは、おかしな風にまごついてしまいました。というのは、スケヤクロウが差し出しているその目は星のように光り輝いているのですが、それでも白髪婆さんたちにはその光がちらりとも見えず、それを見ようと焦れば焦るほど、三人とも真っ暗闇の中で右往左往することになったからです。

クイックシルヴァは、シェイクヂョイントとナイトメヤが二人とも、目を手探りしながらお互いにスケヤクロウを怒って見たり、悪口を言い合ったりしている様子を見て、あまりにおかしくて、声を立てて笑うまいとするのに骨が折れました。

「さあ、今が君の出番だ!」と彼はパーシウスに耳打ちしました。「早く、早く! 誰かが額にあの目をはめ込んでしまう前に。おばあさんたちに向かって飛びかかって、スケヤクロウの手から目を奪い取るんだ!」

パーシウスは時を移さず、三人の白髪婆さんたちがまだお互いに小言を言い合っている隙に、藪の陰から飛び出して行って、見事に獲物をせしめました。その不思議な目は、彼の手の中でとてもぎらぎらと光り、賢しげに彼の顔を見上げて、上下のまぶたさえあればぱちくりとでもやりそうな様子に見えました。しかし白髪婆さんたちは、そんなことになっているとは夢にも思わず、姉妹の誰かが目を手に入れたのだと思い込んで、また新しく喧嘩を始めました。
パーシウスは、年老いたおばあさんたちをこれ以上むやみに困らせるつもりもなかったので、いい加減、本当のことを話してあげたほうがいいと考えました。
「おばあさん方」と彼は言いました。「どうかお互いに怒らないでください。もし誰かが悪いのだとすれば、それは僕なんです。なぜなら、僕があなた方の輝かしく立派な目を預かっているのですから!」
「お前さんが! お前さんがあたしたちの目を持っているだって! それに、お前さんは一体誰なんだい?」
三人の白髪婆さんは、みんな一度に叫びました。彼女たちは聞き慣れない声を聞き、自分たちの目がどこから来たのかもわからない何者かの手に渡ったことを知って、ひどくびっくりしたのです。
「ああ! どうしましょう、姉妹のみんな! どうしましょう? 私たちはみんな真っ暗だわ! あたしたちの目を返しておくれ! たった一つしかない、大切でかけがえのない目を返して! お前さんには自分の目が二つもあるじゃないか! お願いだから、あたしたちの目を返しておくれ!」
「彼女たちが飛行靴と魔法の袋と隠れ兜を持っている水精(ニンフ)たちの居場所を教えてくれたら、すぐにでも目を返してやると伝えるんだ」と、クイックシルヴァがパーシウスに耳打ちしました。
「親切な、立派なおばあさん方」と、パーシウスは白髪婆さんたちに向かって言いました。「そんなにびっくりなさることはありません。僕は決して悪い人間じゃないんです。

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