杜松の樹

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グリム ヴィルヘルム・カール

初級翻訳・杜松の樹 第1話

むかしむかしの大昔、今から二千年ほど前のこと。あるところに、お金持ちの男の人がいて、とても美しく、心のやさしい奥さんと暮らしていました。ふたりはとても仲よしでしたが、子どもがいなかったので、「どうか子どもが一人ほしいものだ」と、奥さんは昼も...
グリム ヴィルヘルム・カール

初級翻訳・杜松の樹 第2話

「お前、いったいどうしてそんなことをしたの! まあいいわ、黙って、誰にも知られないようにしておいで。一度起きてしまったことは、もう取り返しがつかないんだからね。あの子はスープにしてしまおうよ!」こう言って、お母さんは小さな男の子の体を持ち上...
グリム ヴィルヘルム・カール

初級翻訳・杜松の樹 第3話

「母さんが、わたしを殺した、 父さんが、わたしを食べた、 妹のマリちゃんが、 わたしの骨をのこらず拾って、 手巾に包んで、 杜松の樹の根元へ置いた。キーウィット、キーウィット、何と、綺麗な鳥でしょう!」歌い終わると、鳥はまたパッと飛んでいき...
グリム ヴィルヘルム・カール

初級翻訳・杜松の樹 第4話

「わたしの骨をのこらず拾って、 手巾へ包んで、」そう歌いながら、鳥は持っていた赤い靴を、妹のマリちゃんの上に落しました。「杜松の樹の根元へ置いた。キーウィット、キーウィット、何と、綺麗な鳥でしょう!」最後までこう歌うと、マリちゃんもあっとい...
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