宮沢 賢治

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宮沢 賢治

初級翻訳・銀河鉄道の夜 第7話

それでも確かに流れていることは、二人の手首の、水に浸したところが少し水銀色に浮いたように見え、その手首にぶつかってできた波が、美しい燐光を上げてチラチラと燃えるように見えたことでも分かりました。川上の方を見ると、すすきがいっぱいに生えている...
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初級翻訳・銀河鉄道の夜 第6話

するとちょうど、それに答えるかのように、どこか遠くの、さらに遠くの霧の中から、チェロのような「ゴーッ、ゴーッ」という低い音が聞こえてきました。「ここの汽車は、蒸気や電気で動いているんじゃない。ただ動くことになっているから動いているんだ。ガタ...
宮沢 賢治

初級翻訳・銀河鉄道の夜 第5話

ジョバンニさん、あした放課後、みんなと家へ遊びに来てくださいね」そう言いながら博士はまた、川下の銀河がいっぱいに映った方へ、じっと目を向けました。ジョバンニはもう、いろいろな思いで胸がいっぱいになり、何も言えずに博士の前を離れました。しかし...
宮沢 賢治

初級翻訳・銀河鉄道の夜 第4話

カムパネルラは、決してぼくを怒っていないんだ。そしてぼくは、どんなに友だちがほしいんだろう。ぼくはもう、カムパネルラが本当にぼくの友だちになって、決してうそをつかないのなら、ぼくは命だってあげてもいい。けれどもそう言おうと思っても、今はぼく...
宮沢 賢治

初級翻訳・銀河鉄道の夜 第3話

それは昼間学校で見たものよりはずっと小さかったのですが、その日の時刻に合わせて盤を回すと、今空に出ている星たちがそのまま楕円形の中に浮かび上がってくる仕組みになっていました。真ん中には、上から下へかけて銀河がぼうっと煙った帯のように見え、そ...
宮沢 賢治

初級翻訳・銀河鉄道の夜 第2話

六時の鐘が鳴ってしばらくした頃、ジョバンニは拾った活字でいっぱいになった箱を、手元の紙切れと見比べて確認してから、さっきの椅子の人のところへ持っていきました。その人は黙ってそれを受け取り、小さくうなずきました。ジョバンニがお辞儀をして扉を開...
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初級翻訳・銀河鉄道の夜 第1話

一 午後の授業「ではみなさん、さっき『川』だとか『ミルクが流れたあと』だとか言われていた、このぼんやりと白いもの。これが一体何なのか、知っていますか?」先生は、黒板に吊るされた大きな星座の図を指さしながらみんなに問いかけました。図の上のほう...
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初級翻訳・注文の多い料理店 第2話

少し行くとまた扉があって、その前にガラスの壺が一つありました。扉にはこう書いてありました。「壺の中のクリームを、顔や手足にすっかり塗ってください。」見ると、確かに壺の中身は牛乳のクリームでした。「クリームを塗れって、どういうことだろう?」「...
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初級翻訳・注文の多い料理店 第1話

むかしむかし、二人のハンサムな紳士が、まるでイギリスの兵隊さんみたいにかっこよくキメて、ピカピカ光る鉄砲を担いで、シロクマみたいにモフモフした犬を二匹連れて、山奥の、葉っぱがカサカサ鳴るような場所を歩いていました。「いやー、この辺の山はなん...
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