江戸川 乱歩

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江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第22話

すると、ああ、これは一体どうしたことでしょう。大ワシのおなかの中からも、またしても数えきれないほどの大小さまざまな歯場車が、ジャラジャラとこぼれ落ちてきたではありませんか。この大ワシもまた、西洋悪魔がこしらえた作りものだったのです。マユミさ...
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初級翻訳・魔法人形 第21話

大トカゲは、マユミさんのまわりをぐるぐる回りはじめました。えものを見つけたうれしさに、おどりまわっているようなかっこうです。しかし、本当はそうではないことが、あとでわかりました。大トカゲもまた、なにかにおびえて逃げてきたのです。「ねえさん、...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第20話

しかし、口はすこしも動きません。目も動きません。まるで腹話術でもやっているような感じです。マユミさんが、へんじもしないでつったっていますと、その男は、また、同じことをくりかえしました。「きみ、こちらへきたまえ。」それを聞くと、マユミさんは、...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第19話

あんな小さな相棒でも、こういうときにそばにいてくれたら、どんなに心強いことでしょうに!やはりそれは人形でした。命がなくて、機械で動く人形です。人形じいさんも、今回の西洋悪魔も、どちらも人形づくりの名人です。あのむすめ人形が動いたのも、見事な...
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初級翻訳・魔法人形 第18話

どこまでも、おねえさんのあとから、ついていくよ」ポケット小僧は、おこったようにいって、もうひとことも口をきかず、だまりこんで、マユミさんのあとからついていくのでした。マユミさんは、門をはいって、西洋館のよこてへ回っていきました。どの窓にも、...
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初級翻訳・魔法人形 第17話

「こらっ、チンピラども、その子をいじめると、しょうちしないぞっ!」びっくりしてふりむくと、そこに、ボーッと、大きな男の姿が、立ちはだかっていました。黒いセーターをきた男です。「あっ、てめえ、どこのやろうだっ!」チンピラのひとりが、どなりかえ...
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初級翻訳・魔法人形 第16話

そのとき進一君が、懐中電灯のあいずをした窓は、ユリ子人形のいる窓よりも、ずっと人形部屋に近かったので、だいじょうぶ、さきまわりができるのです。進一君は、足音をたてないようにかけ出して、人形部屋へはいりました。そして壁のスイッチをおすと、パッ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第15話

そして、なにか事件がおこると、「ありの町」の事務所へ電話をかけて、少年探偵団の手伝いをさせることになっているのです。「じゃあ、それに決めましょう。もちろん、あたしも行くのよ。小林さんがいないときには、あたしが少年探偵団の指揮官なんだもの。あ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第14話

」 ふとそんなことを考えると、宝物が金庫の中にあるかどうかを、たしかめてみなければ安心ができないような気持になってきたのです。それでおかあさんをよんで、ふたりきりで、そっと金庫から宝物をとりだしてみました。大きな四角い、皮の箱です。神山さん...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第13話

部屋に入ると、男はガラス戸棚の中の人形たちを見て、自分の持ってきたユリ子人形を長椅子にかけさせ、おかあさんから代金を受け取ると、何度も頭を下げて帰っていきました。サナエちゃんは、みんなが部屋を出ていってユリ子人形とさしむかいになると、三十分...
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