矢崎 源九郎

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ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第27話

とたんに、「ツルが来た、ツルが来た!」というささやきが、丘から丘へと伝わっていきました。見れば、頭に赤毛の飾りをつけ、翼に美しい羽毛のある、灰色がかった黒い姿の鳥が飛んできます。足が長く、首はほっそりとし、頭の小さなその鳥は、いかにも優雅に...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第26話

それでみんなは、もう少し愉快なものが見たいと思いました。けれど、待つまでもありませんでした。なぜなら、カラスのダンスが終わると間もなく、ウサギたちがピョンピョンと飛び出してきたからです。ウサギたちは長い列を作って出てきました。とはいえ、とく...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第25話

そして、お日さまがもう一度ぼんやりと見えるようになったのは、ひとつの丘の上にしばらくの間、「スズメの雨」が降り注いでからのことでした。けれども、こうした鳥の雲の中で一番大きなものが、いま現れました。それは、あちこちから飛んできて合流した鳥の...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第24話

そして二人は、昔、人間がネズミを手なずけるために作ったものに違いない、ということに決めてしまいました。ところで、この大ガラスはアッカとは仲良しでした。それでアッカは、フランメアがこういう宝物を持っていることを、前々から大ガラスに聞いていたの...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第23話

しかし、この用事は非常に秘密を守らなければならないことだったので、アッカはフクロウの奥さんの耳元に、その内容をそっとささやきました。【ネズミ使い】真夜中ごろのことでした。灰色ネズミたちは、あちこち探し回った末に、とうとう地下室に通じている穴...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第22話

この年老いたアッカには、武器になるようなツメもないし、クチバシもないじゃないか。それに、昼間に活動する鳥だから、夜になれば、嫌でも眠っちゃうんだ。ところが、ネズミたちときたら、夜の暗闇で戦う動物なんだ。だけどアッカは、もう、黒ネズミたちを助...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第21話

「僕の気持ちを全部話さないとダメだ!」って、ニールスは思ったんだ。そうこうしているうちに、どんどん時間が過ぎていったんだけど、結局、思い切って言い出すことができなかったんだ。ちょっと変に思われるかもしれないけど、実はね、ニールスはこの年老い...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第20話

だって、灰色ネズミっていうのは、どんなに辛いことでも我慢できるし、どんなにつまらないものでも満足できる、怖いもの知らずのネズミだったんだもん。だから、2、3年してとっても力が強くなると、あっという間に黒ネズミたちをマルメーの町から追い出し始...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第19話

」でもニールスが泣いたのは、毎日心配しないで楽しく過ごせること、ワクワクする冒険、自由なこと、そして空高く旅をすること、これらが全部できなくなっちゃうって思ったからでした。その悲しさで、涙があふれてきたのです。「ぼくはもう、人間なんかに戻り...
ニールスのふしぎな旅

初級翻訳・ニールスのふしぎな旅 第18話

もちろん、やろうとしたって、こんな小さな体じゃ大したことはできないでしょうけど。それにしても、小鳥の巣を壊したり、卵を潰したりすることくらいはできるでしょう。しかし、今のニールスは、すっかり良い子になっていたのです。ガチョウの羽を抜いたりも...
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