初級翻訳・クねずみ 第3話

クねずみ

すると猫の子どもたちは、しばらくびっくりしたような顔でお互いを見合わせましたが、やがてみんな一斉に立ち上がって、
「なんだいこいつ! ねずみのくせに、僕たちをうらやましがってやがるな!」
と言いながら、クねずみの足を一匹が一本ずつ、ガブッとかじりました。
クねずみは大慌てでバタバタともがき、あわてて「エヘン、エヘン、エイ、エイ!」とやってみましたが、もう手遅れでした。
クねずみはだんだんと四方の足から食べられていき、とうとう最後には、四匹の子っこどもたちはクねずみのお腹(胃の腑)のあたりで、頭と頭をコツンとぶっつけ合いました。
そこへちょうど猫大将が帰ってきて、
「何かお勉強は習ったか?」
と尋ねました。
「ねずみをとることです!」
と四匹の子どもたちが声をそろえて元気よく答えました。

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