初級翻訳・夕映えのむこうの国 第3話

キングスフォード アンナ

それでも不満なのですか――手段を正当化するに足る目的ではないと言うのですか?」

その時、二人目の旅人――顔を上げて歩いていた方です――がこれを聞きつけ、近づいてこう応えました。
「いえ、学べるものより手段の方が大きくなっています。他の生き物を拷問にかけ、その引き換えに自分が治ろうなどと、誰も考えるべきではありません」
この言葉に見知らぬ男はいきり立ち、せっかちに語気を強めて反論してきました。
「思うに君は忘れている。私らが治療しようとしているのは人間であり、苦痛を与えられるのは単なる獣だということを。かような手段で私らは人間性の増大に寄与しているのだよ」
「いや、忘れてはいませんよ」旅人は穏やかに応えました。「しかし、そのようにして癒された者は、もう人間ではありません。そんなことを願い、実行した時点で、いかなる獣よりも下等な存在になってしまいます。それに、自らの富をすべて台無しにするような者に、人間性を豊かにすることなどできません」
「いかにもご立派な演説じゃないか!」科学の崇拝者は叫びました。「わかったぞ、君はモラリストだな。そして明らかに大変な愚者だ! 君がしているのは大昔の話ばかり。私らは迷信など投げ捨ててしまったし、古い信条も拭い去った。私らはひとり理性にのみ導かれ、ただ知識のみを目指して進んでいるのだよ!」
「ああ!」旅人は答えました。「君たちの案内人というのは、本当の知性とは程遠い低いレベルのものだし、君たちが追い求めているのは現実そのものではなく、ただのうわべに過ぎない。
君たちは本当の世界を知らないんだ。
君たちがだまされて、確かな物質だと思い込んでいるものは、実はただの幻影にすぎないのですよ」

その言葉を残して、二人目の旅人は立ち去りました。科学の信奉者は、最初から声をかけていた方の旅人と二人きりで取り残されました。

「あの男は一体何者なんだ?」
科学者は、去っていった男の後ろ姿を見送りながら尋ねました。

「彼は詩人だよ」
真面目な顔をした旅人が答えました。
「私たち二人は、美しい王女に会うために、彼女が治める素晴らしい『夕映えのむこうの国』へ行ってきたんだ。そして一緒にそこを出発して、今は君たちが住むこの世界を旅しているところさ」

「夕映えのむこうだって?」
科学者は疑わしそうな顔で繰り返しました。
「それは影の国のことでしょう。世界がまだ若かった頃、そこに古き神々が住んでいたという話は聞いたことがありますよ」

「恐らく、今でも生きているはずだ」と旅人は言いました。「王女は神々の血を引く、正当な継承者だからね」

科学の信奉者は応じました。
「なるほど、素敵な伝説ですね。ですが今では、そんなものはすべてナンセンスだと判明しています。いや、それどころか有害でさえある。古い世界の古臭い感傷の根拠になっていて、そうした感傷こそが進歩を妨げる恐ろしい障害物なのです。科学ですら、いまだにそれを完全に叩き潰せていないのですから。……ところで、マントの下で何か奇妙な歌が聞こえますが、あれは何ですか?」

それは、王女からいただいた小鳥でした。旅人はそれを見せましたが、見知らぬ男が神秘の国とその統治者に対して見せた軽蔑が気になり、誰からの贈り物か、どこから来たのかは黙っていました。
旅人の心の中では、既に王女への忠誠心が揺らぎ始めていました。見知らぬ男が語った「知識へのあこがれ」が、胸の中で大きく膨らんでいたからです。
というのも、この旅人は、楽しみや感覚的な美しさにはあまり関心がなかったものの、「賢くなりたい」という願いには強く取り憑かれていたからです。
ただ一つ、旅人が見誤っていたのは、「どこを探せばそんな知恵が見つかるのか」という点でした。旅人は事実を集めれば知恵が得られると考えていましたが、本当の知恵は、事実を超越した力の中にこそあるのです。

「見慣れない鳥ですね」
科学的な男は、眼鏡越しにじろじろと観察しました。
「これは実に興味深い。これまで似たようなものを見た記憶がないな。鳴き声も独特だ。部分的にナイチンゲールを思わせる。間違いない、ナイチンゲールを何代もかけて注意深く選び出し、人工的に掛け合わせて作った新種だ。さまざまな鳩の珍種を使った実験が証明している通り、そうした方法で素晴らしい品種改良ができるのですよ。すみませんが、その嘴(くちばし)のあたりをもっと近くで見せてもらえませんか? うんうん……確かにナイチンゲールだ。いや待て、焦って決めつけるのはよくないな。この件に関しては、エファレス教授の意見をぜひ伺ってみたいものだ。……おや、あっちの方で起きている騒ぎは何でしょう?」

科学的な男と旅人が立ち話をしていた場所から少し離れたところに、大きな建物がありました。その入り口の柱廊(ポルチコ)の下に集まっていた群衆の間で、大変な騒ぎが持ち上がっていました。
この堂々とした建物の正面には、自由と進歩を象徴する旗印や、博士のガウンを羽織って月桂樹の冠をかぶった現代の老紳士たちが、巻物や顕微鏡と一緒に彫刻されていました。そう、こここそが「大科学協会」だったのです。
旅人たちが道すがら出会った教養人たちの群れが目指していたのは、この建物でした。教養人たちが中に入ると、続いて何倍もの数の崇拝者やファンたちが押し寄せました。
この巨大な神殿のような場所で、例の科学信奉者が言っていた「荘厳な儀式」が始まろうとしていたのです。

広いホールはすでに人でいっぱいでした。
まさに生贄を殺そうというその瞬間、静まり返った群衆の中から一人の男が立ち上がり、抗議を始めました。
まるで遥か彼方のガンジス川で、インドラ神の僧侶たちが血の捧げ物を行おうとした際、お釈迦さまがそれに立ち向かったときのように。
その男の言葉もまた、お釈迦さまの教えとよく似ていました。人類が背負うべき気高い義務、正義の偉大さ、行いに対する結果の確かさ、進歩と自由の本当の意味、そして、目に見える小さな利益など超越した、最も高貴な精神の到達点について語ったのです。

しかし、昔のインドラ神の僧侶たちとは違って、科学の高僧たちは恥じることなく、その預言者に向かって侮蔑的な態度で「精神の有用性など知ったことか」と言い放ちました。
彼らは進化を信じており、人間とは進化した大型の猿に過ぎず、猿並みの魂しか持っていないと信じ込んでいたからです。
するとその余所者(よそもの)は言いました。「自分も進化論者だが、その学説を君たちとは全く違うやり方で――ピタゴラス、プラトン、ヘルメス、そしてお釈迦さまといった古の先人たちに倣って信じているのだ」と。それだけではない。あらゆるものの中に、不滅なる神の御心が生きているのだと彼は言いました。類人猿であろうと、人間であろうと、あるいは獣であっても、ああ、野辺に咲く小さな草花の中にさえ、その心は宿っているのだと。

それどころか、愚かな人々が「死んでいる」あるいは「ただの物質にすぎない」と決めつけている、あらゆる要素の中にさえ、その命は宿っているのだと彼は説きました。

彼はさらに言葉を継ぎました。「だからこそ、人の魂は自然界全体の魂と深く結びついている。

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