ここまで来たら、虫喰い算ってすごい!っていう僕からの応援の言葉なんてわざわざ言わなくても、みんな夢中で鉛筆の先をなめたり、鉛筆の後ろで頭をゴシゴシかいたりしながらがんばっていることだろうね。
ここを無事に突破できれば、きみは「第二十五階の挑戦者」に認定されるんだ。
すごいぞ、もう二十五階だ!
(1)★
ABC
- CBA
――――――
3BA
(2)
□□ □□ 1
―――― = ――― = ――
□□□ □□ 3
註:――
1から9までの九つの数字を、ぜんぶの□の中に一つずつあてはめること
(3)★
QAR
_______
QTAN)QPTZDN
QTAN
―――――――
DQDD
TNPR
―――――
XDPN
XDPN
――――
0
(4)★
□5□
________
□□□□)□55□□5□
□□5□□
――――――――
□□□□□
□□□□□
――――――
□□□□
□□□□
――――
0
“虫喰い算”大会 第二十六会場
第二十六会場はここだよ。
いよいよ頭を悩ませる難しい問題が登場するよ。
しっかり気合を入れて、心の準備をしておいてね。
はじめの言葉(序文)で紹介した本の中に名前が出てくるアッカーマンさんは、ロンドン大学を卒業したすごいエンジニア(工学士)なんだ。
その本に載っているたくさんの面白い謎々は、イギリスの2LOという放送局から実際にラジオで放送されたものを集めたものなんだ。
虫喰い算と覆面算はたったの四題しかないけれど、ほかの一〇〇個くらいのパズルは、数学や科学、いろんなモノづくりの世界から集められていて、どれもすごく面白そうなんだよ。
アッカーマンさんの解説もとってもわかりやすいんだ。
こんな素敵なパズルがラジオで放送されるあっちの国の人たちが、なんだかちょっとうらやましいな。
(1)★
□7
_____
7□)□775
2□□
――――
□□5
□□5
―――
0
(2)★
1 1
4――×□―― = 9
□ 7
(3)
□□□
_______
□□□)□80□□□
□□□
―――――――
□□□□
8□□□
―――――
□□□
□□□
―――
0
(4)★
CWPSQNGM
× MGNQSPWC
―――――――――――――――――
BWBBBBBBC
PBNSBDGQW
SBSCGSCGP
QBBGWMPDS
NCDPMWGBQ
GCGCPGCPN
MCSNDBPQG
CWPSQNGM
―――――――――――――――――
MGDSPDBCDDDGBCSC
“虫喰い算”大会 第二十七会場
虫喰い算の解き方にはいろんなやり方があるって、はじめの方で教えたよね。
きみたちのようなレベルの高い挑戦者なら、いろんな解き方を自分でとことん調べてみるのが、きっと最高にワクワクして面白い体験になるはずだよ。これまでお話ししてきたような、シャーロック・ホームズみたいな名探偵のやり方ではなく、計算式から連立方程式を立てて、ガリガリと解いていく方法もあるんだよ。
つまり、算数ではなく「数学(代数)」を使った解き方だね。
この方法のほうが、正確さやスピードという点ではホームズのやり方よりも優れているんだ。だけど、パズルとしてのワクワク感や楽しさは、やっぱり名探偵のやり方のほうが深いんじゃないかなぁとぼくは思うんだよね。
ここは第二十七会場だよ。
(1)★
AB
× BA
―――――
□□1
□1□
―――――
□□□□
(2)★
□□□□
94―――― = 100
□□□
註:――
1から9までの九種の数字をはめこむこと(9と4は既に使いずみ)
(3)★
B□A
_______
A□B)□□□C□□
□□□B
―――――――
□□BC
□□□□
―――――
□□□A
□□C□
――――
0
(4)★
A7□0A
_________
□□□)1□□□□□□□
1□□□
―――――――――
□□□
□□□
――――――
100□
9□□
――――――
□□□□
□□□□
――――
0
“虫喰い算”大会 第二十八会場
いよいよ残りの会場も少なくなって、あとたったの三つになったね。
最後まで気を抜かずにがんばってね、第二十七階をクリアした挑戦者のみんな!
すべての問題をきれいさっぱり解き終わっちゃったら、そのあとはなんだか寂しくなって、やりきれない気持ちになっちゃうかもしれないね。
「このあとの人生で、一体どこへ行けば虫喰い算みたいな知的な楽しさを味わえるんだろう……」って、ため息をつく挑戦者も――きっと少なくないんじゃないかな。
そうなんじゃないかと、ぼくにはお見通しだよ。
もしそんなふうに寂しくなっちゃったときは、最初からもう一度やり直してみるといいよ。
そうすると、不思議なことに「前にもやったな」なんて退屈することなく、まるで初めて出会う新鮮な虫喰い算のように、きみをびっくりさせてくれるはずさ。
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