初級翻訳・魔女の家で見た夢 第7話

The Creative CAT

下側の飾りと手すりのつなぎ目はとても繊細だったため、すでにいくつかの像は取れてなくなっていました。像の高さは十センチ強、腕を含めると最大で六センチ強という大きさでした。

立ち上がると、裸足の足にタイルの熱さが伝わってきました。たった一人でそこにいた彼が最初にしたのは、手すりまで歩いていき、七百メートル近く下方に広がる、目がくらむような巨大な都市を見下ろすことでした。耳を澄ましていると、下の街々から、いろいろな音域が混ざり合った笛の音のような、不思議なリズムが聞こえてくる気がしました。そこにどんな住人がいるのか、知ることができればいいのに、と彼は思いました。

しばらくすると、その景色は目まいを誘うほどになり、思わず錆びついた手すりをつかんで、舗道に倒れ込むのを防ぎました。彼の右手は、突き出していた像の一つに触れました。その感触は、彼を少しだけ落ち着かせてくれたようです。しかし、繊細な金属細工には強すぎたようで、彼の掌には、刺のある像がもぎ取られた状態で残ってしまいました。まだ頭がぼんやりしたままの彼は、その像を握りしめ、もう片方の手で手すりの滑らかな部分をつかんでいました。

その時、鋭敏になった耳が背後の音を捉えました。彼は振り返り、テラスを見渡しました。静かに、しかし特に隠れる様子もなく、五つの影が近づいてきました。そのうちの二つは、あの恐ろしい老婆と、牙を生やした毛皮の化け物でした。残りの三つこそ、彼を意識不明に追い込んだものに違いありません。高さ二メートル半ほどのその生命体は、手すりにあった刺状の像とそっくりで、下のヒトデのような足を蜘蛛のように動かしながら、こちらへ向かってくるのです。

ギルマンはベッドの中で目を覚ましました。冷や汗でびっしょりと濡れ、顔や手足がひりひりと痛みました。床に飛び降りると、気も狂わんばかりの勢いで顔を洗い、服を着ました。まるで、一刻も早くこの家から逃げ出さなければならないかのように。どこへ行きたいのか自分でも分かりませんでしたが、今日も大学の講義を休まなければならないな、と思いました。

海蛇座とアルゴ座の間にある、空の一点からの奇妙な引っ張る力は弱まっていましたが、代わりにもっと強い力が彼を支配していました。今、彼は北へ向かわねばならないと感じていたのです――どこまでも、北へ。ミスカトニック川の不気味な島を見るのが怖くて、前回通った橋は避け、代わりにピーボディ・アヴェニュー橋を渡りました。彼は何度も何度もつまずきました。目と耳が、青空の遥か高い所にある、何もない一点に縛り付けられていたからです。

約一時間後、少し落ち着きを取り戻したとき、彼は街から随分と遠くまで来ていることに気づきました。辺り一面は寒々とした塩の沼地で、目の前には一本の狭い道が伸びていました。その先はインスマスへと続いています。インスマスは古く、半分見捨てられたような町で、なぜかアーカムの市民はそこへ行きたがりません。北へ向かわせようとする力は消えていませんでしたが、彼はもう一つの力に抵抗したのと同じように、この力にも逆らいました。そして、二つの力をなんとか打ち消し合わせる方法を見つけたのです。

とぼとぼと歩いて街に戻り、ソーダファウンテンでコーヒーを飲み、重い足を引きずって公共図書館へ向かい、あてもなく雑誌を眺めました。友人たちと顔を合わせると、「ずいぶん妙な日焼けの仕方をしているね」と言われましたが、彼は散歩のことについては何も話しませんでした。三時、レストランで昼食をとると、引っ張られる力が弱まったか、あるいは分散したことに気づきました。その後は安っぽい映画館で時間を潰し、画面の内容を全く気にすることなく、馬鹿げた演技を何度も何度も繰り返して眺めていました。夜九時になって家路を辿った彼は、よろめく足を引きずりながら、古びた屋敷へと入っていきました。
ジョー・マズレヴィチが哀れっぽい声で訳の分からない祈りを唱えている横を通り過ぎ、ギルマンは急いで自分の屋根裏部屋へと入りました。エルウッドが在室しているか確かめる余裕さえありませんでした。
ショックが彼を襲ったのは、弱々しい電灯のスイッチを入れた時でした。
まずテーブルの上に、そこにはあるはずのない何かが乗っているのが目に入りました。二度目に見た時には、もう疑う余地もありませんでした。
そこに横たわっていたのは――自立できない形をしているからなのですが――あの風変わりな刺のような像でした。悍ましい夢の中で、幻想的な手すりから折り取った、まさにその物体だったのです。
どこも欠けてはいませんでした。
膨らんだ樽のような形を中心に薄い腕が放射状に伸び、両端にはノブがあり、そのノブからは外側に向けて緩やかに曲がった平べったいヒトデのような腕が――すべてがそこにありました。
電灯の光の下では、それはある種の玉虫色の光を放つ灰色に見え、緑色の縞模様が入っていました。
そしてギルマンは、恐怖のただ中で気づいてしまったのです。
片方のノブの先がギザギザに割れていて、夢の中で見た手すりに残っていた取り付け部分の断面と、ぴったり重なるということに。
なんとか大声を出さずにいられたのは、心の中が茫然自失の状態に陥りかけていたからに他なりませんでした。
こんな夢と現実が混ざり合うような事態には、もう我慢がなりませんでした。
彼はぼうっとしたまま刺のある物体を掴み、もつれる足で階段を下りて、大家のドンブロウスキが住んでいる部屋へ向かいました。
迷信深い織機修理人マズレヴィチが祈りを上げる哀れな声が、今も黴臭い玄関中に響き渡っていましたが、今の彼にはそんなことはどうでもよかったのです。
大家は在室していて、彼を快く迎え入れてくれました。
しかし、「いやあ、私はそんなものは見たこともないし、何も知らんよ」と言います。
ただ、ウチのが昼間部屋の片付けに入った時、どれかのベッドの上にブリキ製のような妙ちくりんなものがあったと言っていた、と付け加えました。
ドンブロウスキに呼ばれて奥さんがよちよちと入ってきました。
「ええ、それならありますよ。その若い殿方のベッドでした――ベッドの壁側に置いてありましたよ」
彼女にとってそれはとても奇妙に見えましたが、もともとこの若い紳士の部屋は怪しげな物だらけだったので、気にも留めませんでした――本だの、骨董品だの、絵だの、紙に書かれた記号だの。
彼女には問題のブリキ細工のことがさっぱり分かりませんでした。
そうしてギルマンは、精神的な不安を抱えたまま上の階へと帰っていきました。
自分はまだ夢の続きを見ているのか、それとも夢遊病が信じられないほど悪化して、未知の場所で略奪行為をするようになったのか、と思い悩みながら。
一体どこからこんな「異様な」物を取ってきたというのでしょうか。こんなものは、アーカムのどの博物館でも見た記憶がありませんでした。
しかし、どこか別の場所から持ってきたのは間違いありません――そして、眠っている間にそれをもぎ取った際の光景から、欄干のあるテラスという奇怪な夢の情景を作り上げたのでしょう。
明日は特に用心深く調査することにしよう。神経の専門医に診てもらうのもいいかもしれない。

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