2026-08

スポンサーリンク
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第5話

箱の中に横たわっていたのは、本当にただの人形だったのでしょうか? もしかしたら、あの魔法使いのおじいさんが、ルミちゃんを人形にしてしまったのではないでしょうか? お姉さま人形の紅子さんは、だんだん体が硬くなっていって、しまいには本当のお人形...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第4話

いまに、かわいい、かわいいお人形さんにしてあげるからね」魔法使いのおじいさんは、ルミちゃんのからだをしっかり抱きとめて、耳のそばに口をよせて、恐ろしいことをささやきつづけるのでした。ルミちゃん人形赤坂見附に近いルミちゃんの家では、ルミちゃん...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第3話

そのきれいなお嬢さんは、すり足のような妙な歩き方で、だんだんこちらへ近づいてきました。近づくにつれて、その顔はいよいよ美しく、着物や帯は輝くばかりにあでやかです。「あら、お客さまね。まあ、かわいいわね。どこのかた?」人形の小さな口が開いて、...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第2話

ぼくだって生きているだろう?」ルミちゃんは、坊や人形の話を目を輝かせて聞き入っていました。もう、おじいさんの家にいる人形が見たくてしょうがありません。そのとき、ミドリちゃんが「ちょっと」と言って、ルミちゃんの手を引っ張り、少し離れたところへ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第1話

腹話術 小学六年生の宮本ミドリちゃんと、五年生の甲野ルミちゃんは、学校の帰り道、仲良く手をつないで赤坂見附の近くにある公園に入っていきました。 その公園は、学校とふたりの家のちょうど中間あたりにある、千平方メートルほどの小さな公園です。緑の...
楠山 正雄

初級翻訳・魔法の笛 第2話

男はさっさと歩いて行き、笛の音はますます高く響き渡ります。子供たちはぞろぞろとその後を追っていきます。けれど、あぶない! やれあぶないぞ! 目の前には、あの大きなウェーゼル川が流れているのです。市長も議員も、まるで牛のように立ちすくみ、黙り...
楠山 正雄

初級翻訳・魔法の笛 第1話

ウェーゼル川の南岸に、静かで気楽なハメリンという町がありました。ところがいつの頃からか、町にはネズミがうようよと増えてしまいました。あちこちで「チュウチュウ」、ネズミたちの住みかはどこもかしこもネズミだらけ。ネズミたちは猫にまでかみつき、赤...
The Creative CAT

初級翻訳・魔女の家で見た夢 第16話

***登場人物や場所の名前:ウォルター・ギルマン、ケジア・メイソン、セーレムの牢獄、コットン・マザー、エセックス郡の記録、メドウ・ヒル、ナハブ、茶色のジェンキン、アップハム教授、フランク・エルウッド、ジョー・マズレウィッチ、聖スタニスラウス...
The Creative CAT

初級翻訳・魔女の家で見た夢 第15話

この深い骨の層の上には、明らかに古い時代の大ぶりなナイフが落ちていました。それは異国風の、グロテスクで派手な飾りがついたもので、その上にさらに建築材の破片が積み上がっていたのです。それらの破片の真ん中、落ちてきた厚板と、煙突が崩れてできた煉...
The Creative CAT

初級翻訳・魔女の家で見た夢 第14話

薄気味悪い織機修理人の彼は酒を飲まずにはいられず、幽鬼や恐怖の出来事を始終メソメソと呟き続けていたからです。どうやらジョーはあの悍ましい最後の夜、かがみ込んで深紅のネズミの足跡をギルマンの長椅子から近くの穴まで辿ったようでした。カーペットの...
スポンサーリンク