2026-08

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かもめ

初級翻訳・かもめ 第2話

トレープレフ 万一、ニーナさんが遅刻したりなんかしたら、せっかくの舞台効果も台無しになってしまう。もう来る頃なんだけどなあ。あの人は、お父さんとまま母の見張りがすごくきびしいから、家を抜け出すのは牢破りと同じくらい難しいんだよ。(伯父のネク...
かもめ

初級翻訳・かもめ 第1話

登場人物アルカージナ(イリーナ・ニコラーエヴナ) お嫁に行く前のみょうじはトレープレヴァ、女優さんトレープレフ(コンスタンチン・ガヴリーロヴィチ) 彼女の息子で、若者ソーリン(ピョートル・ニコラーエヴィチ) アルカージナのお兄さんニーナ(ミ...
かめ

初級翻訳・かめ 第1話

まるでマガドリみたいに大きな船が、りっぱな翼を広げるようにして、那覇の港のなかにじっと休んでいるうちは、薩摩のお殿様にはもうお会いできないんだなあ。りりしいお殿様の、かっこいいカミシモ姿が、目の前にハッキリと浮かんでくるようだよ。――お殿様...
かぶと虫

初級翻訳・かぶと虫 第2話

安雄さんにだけ聞こえればよかったのです。 しかし、こんなせまいところではそういうわけにはいけません。 おじさんが聞きとがめました。 おじさんは、いつもは子供にむだ口なんかきいてくれるいい人ですが、今日は、何かほかのことで腹を立てていたと見え...
かぶと虫

初級翻訳・かぶと虫 第1話

一 お花畑から、大きな虫が一ぴき、ぶーんと空へ飛びはじめました。 からだが重いのか、ゆっくりと上がっていきます。 地面から一メートルくらい上がると、こんどは横へとびはじめました。 やっぱりからだが重いので、のろのろと進みます。 馬小屋の角の...
かねも 戦地へ いきました

初級翻訳・かねも 戦地へ いきました 第3話

「このあいだ、配給のあんパンを仏さまにあげておいたら、この母猫が知らぬ間に入ってきて、一つさらっていってしまったのよ」とあや子さんが言いました。「野良猫のくせがついているから困ったやつだな」と、たつぞうさんが言いました。「おっぱいを吸われて...
かねも 戦地へ いきました

初級翻訳・かねも 戦地へ いきました 第2話

それはもう、本当に名誉なことでした。 鐘さんは終始にこにこしていましたよ。 いよいよお別れというとき、みんなで大きな声で『ばんざい!』と叫びました。 私たち屋根の瓦でさえ、思わず熱い涙がわいてきたほどでした」 そんなお話を屋根の瓦から聞きな...
かねも 戦地へ いきました

初級翻訳・かねも 戦地へ いきました 第1話

一 お寺の境内(けいだい)に、大きなさくらの木がありました。 今年もたくさんのつぼみがついて、もうふくらみかけていました。 神さまは、いろんな木たちに、こうして一年に一度、花を咲かせて、この世の中のありさまを見せてくださるのでした。 さくら...
かぜのこ

初級翻訳・かぜのこ 第1話

かぜのこが、にこにこ笑顔で木のうえから、すぐ下にいる男の子を見下ろしてみたよ。湖のほとりで遊びのまっ最中、おもちゃの小さな船をぷかぷかと浮かべて遊んでいるよ。かぜのこは、あと先のことも考えないで、男の子のすぐそばへぴょーんと飛び降りた!そし...
かしはばやしの夜

初級翻訳・かしはばやしの夜 第3話

「第七等賞、なまりのメタル!」「わたしがあとをつづけます!」さっきの木のとなりから、すぐまた一本の柏の木が飛び出しました。「よろしい、はじめ!」柏の木はちらっと清作の方を見て、ちょっとバカにするように笑いましたが、すぐに真面目になって歌いま...
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