この深い骨の層の上には、明らかに古い時代の大ぶりなナイフが落ちていました。それは異国風の、グロテスクで派手な飾りがついたもので、その上にさらに建築材の破片が積み上がっていたのです。
それらの破片の真ん中、落ちてきた厚板と、煙突が崩れてできた煉瓦の塊の間に、ある物体が挟まっていました。
呪われた幽霊屋敷から見つかったどの品よりも、この物体こそがアーカムの住人たちを当惑させ、恐怖の影を落とすような、迷信めいた噂話の種となったのです。
それは、病気に侵された大柄なドブネズミの、一部が損壊した骨格でした。
その奇妙な形は、今もミスカトニック大学の比較解剖学会で議論を呼んでおり、会員たちを言葉に詰まらせる原因となっています。
この骨格についてはほとんど公になっていませんが、発見した職人たちはショックを受けた様子で、「長く茶色っぽい毛がついていた」と声を震わせて囁いています。
噂によれば、その小さな手の骨は、物を掴むのに適した、ドブネズミというよりは小型のサル類に似た特徴を備えていたそうです。
一方で、獰猛な黄色い牙を持つ小さな頭蓋骨は、とてつもなく異様なものでした。ある角度から見ると、人間の頭蓋骨を小さくして、ひどく退化させたパロディのように見えたのです。
職人たちはこの忌まわしいものに出くわしたとき、怯えて十字を切りました。そして後日、聖スタニスラス教会へ行き、感謝の祈りを捧げました。もう二度と、あの甲高い幽霊じみたクスクス笑いを聞かずに済むのだと思ったからです。
完ときどき彼は、舗装もされていないカビ臭い小道を散歩することがありました。そこには、いつ建てられたのかも分からないような茶色い古家が立ち並び、今にも倒れそうな様子で、狭い窓からこちらをあざ笑うように覗き込んでいたのです。
そんな場所を歩いていると、まるで魔界の音楽家エーリッヒ・ツァンの奏でる調べが聞こえてくるような気がしました。日常のすぐ隣に潜む怪異を描こうとする作者の意図は、初期の作品を思わせますし、アーサー・マッケンの『白い粉薬の話』にも通じるものがあります。宇宙的な恐怖を地球の自転と結びつけるアイデアも、物語をより深く、恐ろしくしています。
血なまぐさい直接的な描写や、ギルマンを支える人々、隣人たちの存在、そしてさまざまな視点が入り混じる手法など、小説としての技術も素晴らしい見どころの一つです。
また、物語の中で時間がどう流れているかという点も重要です。パラグラフの最初にはいつも日時が記されており、まるでタイムリミットが迫っているかのような緊張感が伝わってきます。
それなのに、インターネットの百科事典などを見ると、この作品がひどい駄作のように書かれていることがあって、とても悲しくなります。ちなみに、この翻訳をしている間、テレビではちょうどタイムリミットが重要な要素になっている『仮面ライダー』が放送されていて、なんだか不思議な縁を感じて笑ってしまいました。(注釈10)アーカムという街がどこにあるのかは定かではなく、この物語がいつの出来事なのかもはっきりしません。仮に1932年だと考えてみましょう(のちに1929年以前の事件だと分かりますが、恒星の位置にはほとんど影響がありません)。「Stellarium」というソフトで計算させた、4月21日の午前4時30分(マサチューセッツ時間では4月20日の午後2時30分)、セーレムから見た南東の昼空(笑)を示します。一番目立つのはシリウスです。その4時間後の午後6時30分には、これらの星々は南南西に見えるはずです。
(注釈11)アルゴ座は、まさに「アルゴ船」(あるいは前後を逆にした宇宙戦艦ヤマトのような形)の星座で、現在ではとも座、ほ座、りゅうこつ座(すべて船のパーツにちなんだ名前ですね)という3つの星座に分かれています。オリジナルの図はウィキメディア・コモンズにあり、クリエイティブ・コモンズのライセンスに基づいています。マゼンタ色で囲んだあたりの暗い空間が、主人公ギルマンを引き寄せていたということなのでしょう。(注釈10)と同じく、午後5時ごろの南の空を、より広い範囲で見た図です。この図ではとも座の一部が見えていますが、りゅうこつ座のカノープスは地面より下に隠れています。
(注釈12)「パトリオット・デイ(愛国者の日)」は、本来は4月19日でしたが、1969年以降は4月の第3月曜日に固定されました。
(注釈13)「時間からの影」でもそうでしたが、これは「台地」や「段丘」と訳すべき大きさのものかもしれません。絶対的な大きさが分からないので、なんとも言えません。
(注釈14)「隆起した樽のような形の物体」という記述ですが、この文だけでは「隆起」が膨らみを指すのか、山のような稜線を指すのか分かりませんでした。しかし、「狂気の山脈にて」という作品の記述からすると、前者の「膨らみ」でしょう。
(注釈15)その姿は高さが約4.5インチ(約11センチ)ほどで、トゲのような腕を広げると、一番広いところで直径が約2.5インチ(約6センチ)ほどありました。
(注釈16)ほぼ2000フィート(約600メートル)も下に。
(注釈17)高さは約8フィート(約2.4メートル)。それにしても、夢の世界にいながらさらに「意識を失う」なんて、一体どういうことなのでしょう……。
(注釈18)天球上で、うみへび座やアルゴ座の反対側にあるのはこぐま座でしょうか?
(注釈19)ソーダファウンテンでコーヒーを飲む。ソーダファウンテンって今でもあるのでしょうか? 当時は軽食堂のようなスタイルで飲み物を提供していたようです。
(注釈20)このあたり、H.P.ラヴクラフトには珍しく、登場人物の心の声や間接的な語り口が出てきます。
(注釈21)さすがに少し古風な表現でしょうか?
(注釈22)ウィキソース版では、ここで段落が分かれています。
(注釈23)「尖った空間」。前に出てきた部分を考えると、おそらく屋根裏部屋の天井が尖った形をしているという意味でしょうが、「水平なロフト」との位置関係がいまひとつ分かりません。とりあえず、ここではそのように訳しておきます。
(注釈24)ユニバーシティ・スパ(大学近くの売店)。
(注釈25)「正気の法則」。もしかすると、法律のことかもしれません。
(注釈26)マイル(距離の単位)。
(注釈27)「集まった」あるいは「一塊をなす」。
(注釈28)「そんなものを見せても、邪悪な奴に対してどんな効果があるというのだろうと不思議に思った」。この表現は、「邪悪なものを見た人間が正気を失う」という、いつもの怪奇現象とは逆の鏡写しのような話ですね。少しぎこちない訳だとは承知の上で、あえてこのようにしておきます。彼は首に食い込んでいた鋼鉄のような爪を無理やり引きはがし、あの老婆を奈落の底へ突き落とそうとしました。しかし、その爪は再び恐ろしい力を取り戻し、彼の首を強く締め付けたのです。
(注釈30)長く閉じられていた出口。
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