初級翻訳・ネコとネズミのいっしょのくらし 第2話

グリム ヴィルヘルム・カール

「いまこそ、あたしにもよくわかったわ。すっかりわけが飲み込めた。あなたは、とんでもないお友達だったのね。なにもかもきれいに食べちまって……名づけ親になるなんて言っては食べて、はじめは『上皮』をなめ、それから『半分ぺろり』とやって、その次には……」

「黙らないか!」と、ネコが怒鳴りつけました。「もう一言言ってみろ、おまえを食っちまうぞ!」
「みんなぺろり」と、あわれなネズミが、舌の上まで出かかっていた言葉を口にするかしないうちに、ネコはネズミめがけてひと跳びに飛びかかりました。そして、ネズミをひっつかむが早いか、ぐうっと飲み込んでしまったのです。

いいですか、世の中なんて、こんなものなんですよ。

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