さあ、こうなると、目もさめるほどりっぱなものですから、思わず、お姫さまも、王子の前におじぎをしないではいられませんでした。
「ぼくは、あなたをさげすまずにはいられません!」と、王子は言いました。
「あなたは、りっぱな王子をむかえようとはなさらなかった! バラの花やナイチンゲールの、ほんとうのねうちも、あなたにはおわかりにならなかった! それなのに、おもちゃなんかのためには、ブタ飼いにまでもキスをなさる! さあ、いまこそ、あなたは、そのばつをお受けになったのです!――」
こう言うと、王子は、自分の国へ帰って、門をしめ、かんぬきをさしてしまいました。
ですから、今度は、お姫さまが門の外に立って、うたいました。
ああ、いとしいアウグスチン、
もうおしまいよ、なにもかも!
初級翻訳・ブタ飼い 第3話
アンデルセン ハンス・クリスチャン
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