おやゆび姫

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おやゆび姫

初級翻訳・おやゆび姫 第1話

むかし、一人の優しい女の人がいました。その女の人は、かわいい子どもがほしいと心から願っていました。けれども、その願いはいっこうにかないませんでした。心から強く願っても、どうしてもかないませんでした。日々をすごすうちに、女の人はついにいてもた...
おやゆび姫

初級翻訳・おやゆび姫 第2話

しかたがないので母ガエルは、きれいなベッドを持ち上げて、そのままスーッと泳いでいってしまいました。おやゆび姫はまた、ひとりぼっちになってしまいました。緑のはっぱの上にポツンと座って、しくしくと泣きました。あの意地悪なヒキガエルと、みにくいむ...
おやゆび姫

初級翻訳・おやゆび姫 第3話

通りぬけるのにも、大変な苦労をしなければなりませんでした。歩いている間も、寒くて寒くてどうしようもありません。やがて、おやゆび姫は野ネズミの家の玄関を見つけました。きりかぶの下にある、小さな穴ぐらが野ネズミの家でした。ぽかぽかして、ゆったり...
おやゆび姫

初級翻訳・おやゆび姫 第4話

そしてその毛布を抱えて、死んだツバメの眠る場所へとそっと運んでいったのです。ツバメの体にその毛布をやさしくふんわりとかけてやり、野ネズミの部屋からこっそり集めてきたきれいな花を、そのそばにそっと添えました。毛布はとてもふわふわしていたので、...
おやゆび姫

初級翻訳・おやゆび姫 第5話

台所も貯蔵室も食べものでいっぱいで、こんな運命のめぐり合わせに感しゃすべきじゃよ。」いよいよ結婚式の日取りが決まりました。その当日に、モグラはおやゆび姫を地中深くに連れていくつもりでした。いっしょに暮らすためなのですが、おやゆび姫はいやでし...
おやゆび姫

初級翻訳・おやゆび姫 第6話

おやゆび姫と別れたくないのです。「これからはおやゆび姫なんて名前で呼んではいけないわ。」と、花の妖精が言いました。「へんな名前よ。あなたはとってもかわいいんだから、マイアと呼びましょう。」ツバメは、「さようなら、さようなら。」と言いました。...
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