日本の伝説

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日本の伝説

初級翻訳・日本の伝説 第6話

「おまん」とは、この近くに住んでいたある武士の奥さんの名前でした。夫にひどく憎まれて、殺されてこの井戸に投げ込まれてしまったため、いつまでもそのうらみの気持ちが水の中に残っているのだ、ということでした。(『高木氏の日本伝説集』。新潟県刈羽郡...
日本の伝説

初級翻訳・日本の伝説 第5話

十王経はウソの経典でしたが、これに基づいて「地獄の絵解き(絵を見せながらの説明)」をする人たちが全国を旅していて、しかもそれが女性だったということもあり、ほんのわずかな間にあちこちの「おばこ様(姥神様)」が、見るもおそそろしく恐ろしい奪衣婆...
日本の伝説

初級翻訳・日本の伝説 第4話

(千葉県君津郡関村関の『上総町村誌』)「咳のおば様」という存在は、実はもともとこの「関の姥神様」だったのが、「せき(関)」という名前のひびきから、いつの間にか人々が「咳(せき)の病気」のときばかりにお祈りをするようになったのではないか――。...
日本の伝説

初級翻訳・日本の伝説 第3話

(『利根川図誌』など。千葉県|印旛郡臼井町臼井)しかし、東京などの「咳のおば様」には、特にそのような悲しい歴史や由来がなくても、やっぱりお願いすると子供の百日咳を治してくれたと言いますから、こうした伝説は後から作られたものなのかもしれません...
日本の伝説

初級翻訳・日本の伝説 第2話

本所の原庭町の証顕寺というお寺の横町には、二尺ばかりのお婆さんの石の像があって、小さな子どもたちが咳が出て困る時に、このお婆さんに頼むとすぐに治ると言っていました。大きな石の笠をかぶったまま、しゃがんで両方の手で顎をささえ、鬼みたいなこわい...
日本の伝説

初級翻訳・日本の伝説 第1話

再び世に送る言葉 日本は、びっくりするほど伝説がたくさん残っている国です。 むかしは、そうした話をよく覚えていて、子どもたちに語って聞かせてくれる人が、どんな村や町にも五人や十人はいました。 ただ、このごろはほかにいろいろと新しく考えなけれ...
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