海野 十三

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海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第40話

おや、向こうにぼうっと明かりが見えるぞ」暗い廊下の奥にどこか別の穴でもあるらしく、下の方からぼうっとした光が天井の方へ向かって映し出されていました。「いったい何の光なのだろうか?」新田先生と千二は、やっと二人並んで歩けるほどの狭い廊下をしの...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第39話

これが蟻田博士がこの部屋に仕掛けておいたすばらしい秘密錠なのだ。動いて、割れる床!蟻田博士の秘密室には、こんな思いがけない仕掛けがあったのだ。博士は、床に錠前をかけておいたのでは、合鍵などを使って人に開かれるのを恐れるあまり、こうした暗号の...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第38話

わかるかい、千二君?」「それくらいのことなら、はじめから僕にもよくわかっていますよ!」千二は、先生に子ども扱いされたと思ったのか、ほほをぷくっとふくらませて答えました。「それがわかっているね?それならよろしい。一つ目の時計はそのままにしてお...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第37話

「ふうむ、柱時計が一時・二時・三時とうって四時がぬけ、それから、五時・六時・七時とうっていったと言うんだね」「そうなんですよ、先生」「不思議だねえ」と、新田先生は、四時をうたない時計の謎を、どう解いてよいか迷った。「ねえ、先生。その時計が四...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第36話

「ふん、あいつの首の使い道かい。僕はね、あいつの首を包丁で細かく刻んで、ライスカレーの中にたたき込んでやるつもりさ」「えっ、君は、あいつの首を食べるつもりなのか?とんでもない話だな、君は食人種かね」「食人種だって? そうじゃないさ。丸木が本...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第35話

こんな場合、佐々刑事もっと早く助けを呼ぶべきだったと思う。しかし佐々は、自分一人の手柄にしようと、大いにがんばってしまったのだ。だが、どうも佐々のほうが旗色が悪い。助けの声を上げようにも、声に出す隙すらないという有様だった。「あっ……。うむ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第34話

だが、大江山課長も、まさか自動車が崖を飛び出す前に、千二少年が車の外へつきとばされていたのだとは、そこまでは思いもよらなかった。千二少年は助かって、ちゃんと生きている。では、残りの怪人丸木はどこにいるのだろう? そして、どうやって命を助かっ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第33話

下手をすれば、ドカンとピストルの弾ぐらいこっちへ飛んでくるだろうと思っていたのに、予想外にもほどがあることに、その怪物は自分の名前を呼んだのです。「だ、誰だ!」新田先生は、怒鳴り返しました。「先生、やっぱり新田先生だ。僕です、僕です」僕です...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第32話

博士があれほど注意を払い、大切にしている部屋であるにもかかわらず、床ばかりで、何物も置いてないというのは、どうにも納得がいきません。ただ、灰色に汚れた壁には、背の高い柱時計がかけてありました。しかもその柱時計は、なぜか理由はわかりませんが、...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第31話

博士はとても真剣な顔になり、「ふむふむ」とうなずきながら、一言一句聞き逃さないように新田先生の話に耳を傾けました。話をすべて終えると、新田先生は「ここがチャンスだ」と思い、博士にとても重大な質問を投げかけました。「博士は、『丸木』というその...
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