そして、やっぱり清ちゃんがほしがっていたものをゆずってあげなくてはならないなと気づきました。
そこで、たいせつに持っていたお面を、清ちゃんにあげたのです。
「これは、政ちゃんにとってたいせつなお面なのでしょう?」
とおばさんはびっくりして言いました。
「清ちゃんは病気なんだから、ぼく、これをあげるよ!」
と、政ちゃんは元気に言いました。
「まあ……!」
と言ったおばさんの目には、うれし涙がキラリと光りました。
そして、清ちゃんの目にも、喜びの涙が光っていました。
町の方からは、今日も変わらず、楽しげですてきな音が聞こえてくるのでした。
初級翻訳・お面とりんご 第2話
お面とりんご
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