「七つか八つになる、みすぼらしい女の子です」とおみよは答えました。
「そんな子がね!」と先生は言って、しばらく考え込んでいましたが、「きみは、おまわりさんに言ってその子を捕まえてもらったほうがいいと思うかい? それとも、今回は許してやったほうがいいと思うかい? どっちがいいだろうね」と、今度は先生がにおみよに聞き返しました。
「私は、許してやったほうがいいと思います!」とおみよは元気に言いました。
「きみは情け深いいい子だね。そうだとも、そうしてあげるんだよ」と先生は言って、おみよの頭をやさしくなでてくれました。
不思議なことに、おみよはその日の夜も、また同じ夢を見ました。
あの貧しい小屋の中で、七つか八つくらいの女の子がボロ布にくるまり、お人形をしっかりと抱きしめて眠っているところへ、冷たい夜空の星の光がひっそりと差し込んでいるのでした。
初級翻訳・なくなった人形 第2話
なくなった人形
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