初級翻訳・まざあ・ぐうす 第6話

まざあ・ぐうす

気ちがい馬に乗って、
みんな一緒にまたがって、
まっくらな三宝(さんぽう)へ、かけていった。

あたいのちっちゃな旦那さま、
親指よりもまだ小さい。
豆のつぼにちょいといれて、
どんがどんがとはやしてせりあげよう。
ちっちゃなお馬も買ってあげよう。
そして、とっととかけさせて、
手綱を取らせて、鞍(くら)を置いて、
さあさ、練りだそう、町の外へ。
かわいい靴下を編むのなら、
それにはちっちゃな留め金具、
ちっちゃなお鼻をふくのには、
かわいいちっちゃなハンカチーフ。

一つの樽に、三人入り、
どんどこ、どんどこ、すっどんどん。
あいつらだれだ。
肉屋にパン屋、
ろうそく屋の亭主。
つっころがしてしまえ。
しようのないやつらだ。

ねんねの小鳥が丘に二羽、
一羽がジャックで、ほかのがジルよ。
飛んでったジャックが、
飛んでったジルが、
また来たジャックが、
また来たジルが。

トム、トム、トム坊主、
笛吹きの息子、
ブタを盗んで逃げたのはいいけれど、
ブタは食べられ、トムはぶったたかれ、
泣いておんおんと街を駆け抜けた。

いぬはぼうぼう、
ねこはみゅうみゅう、
おぶたはぐるんぐるん、
ねずみはすけえく。
ふくろはつうふう、
からすはかうかう、
めがもはくわっくくわっく、
うしはもうもう。

額のまんなかに、きらきら縮れた
ちいさな巻き毛の、
ちいさなお嬢ちゃん、
ごきげんがいいときゃ、
それはそれはいい子で、
おわるいときにはこわい子。
ソレ、こわい子。

やぶ医者のフォスターさんが、
グロースターへ行って、
にわか雨にあって、
水たまりに立ち往生して、
おへその上まで水びたし。
それから二度とはよう行かぬ。

お月さんのおとりもちでお嫁にござった。
きれいずきの、世帯もちの、しまりやのおかみさんだ。
お昼にでもならなきゃなんとしても起きない。
ほんとにしまるなら、それこそ頼むよ。
やっとこさ起きればおもいきってせかせか、
きれいずきの、世帯もちの、しまりやのおかみさんだ。
灰かきで麦粉をやっさもっさこねます。
ほんとにしまるなら、それこそ頼むよ。
長靴にどろどろどしこんだバターをよ、
きれいずきの、世帯もちの、しまりやのおかみさんだ。
ひっかき棒のかわりにお足でべっちゃべっちゃ。
ほんとにしまるなら、それこそ頼むよ。
チーズは台所の物置のお棚に、
きれいずきの、世帯もちの、しまりやのおかみさんだ。
ひとりでにころげるまでうっちゃっておいてもかまわない。本当にしっかりしつけをするなら、それこそ頼むよ。

【御婚礼】
ぶうん、ぶうん、ぶうぶうぶ。
ハエがクマバチにお嫁入り。
いよいよ教会へ行って、無事に結婚式はおしまい。
ハエとクマバチの結婚式。

【タッフィ】
タッフィはウェールズ人、タッフィは泥棒。
わたしの家にやってきて、牛肉を一塊盗んだ。
タッフィの家へ行ったら、タッフィはいなかった。
タッフィがやってきて、今度は骨付き肉を盗んだ。
タッフィの家へ行ったら、タッフィはいなかった。
タッフィがやってきて、今度はパンをこねる麺棒を盗んだ。
タッフィの家へ行ったら、タッフィは寝ていた。
そこで火かき棒をとって、あいつの頭に投げつけた。

【ばばあ牛】
黒と白のまだら模様は、
チャーリー・ワーリーの年寄り牛。
その木戸を開けておくれ、通るんだ。
チャーリー・ワーリーの年寄り牛。

【とっぴょくりん】
とっぴょくりんのとん吉が、
とっぴょくりんのとん吉が、
おまんじゅうをいただいて、
外側の皮だけ残したよ。

【卵売りましょうと】
卵売りましょうと、わたしが歩いていると、
出会った、出会ったよ、ねじれ足の男と出会った。
足はねじれて、爪は曲がって、
こいつは面白いと、かかとをちょいとひっかけた。
そこで、すとんと地面に小鼻をぶつけちゃった。

【かささぎが一羽よ】
かささぎが一羽よ、なしの木にとまった。
かささぎが一羽よ、なしの木にとまった。
かささぎが一羽よ、なしの木にとまった。
ああしんど、ああしんど、ああしんどよう。
うれしそうに一度よ、ちちんがちんとはねた。
うれしそうに二度よ、ちちんがちんとはねた。
うれしそうに三度よ、ちちんがちんとはねた。
ああしんど、ああしんど、ああしんどよう。

【これ、これ、こいきな】
「おいおい、かわいいお嬢さん、
おまえさんはどちらへ行くのかい?」
「お乳をしぼりに行くところです」
「おいおい、かわいいお嬢さん、
わたしも一緒に行こうか?」
「ええ、ええ、それなら嬉しいわ」
「おいおい、かわいいお嬢さん、
おまえさんのお父さんは何をしている人だい?」
「わたしのお父さんは農家ですよ」
「おいおい、かわいいお嬢さん、
おまえさんに財産はあるのかい?」
「いいえ、いいえ、わたしの顔が財産ですよ」
「おいおい、かわいいお嬢さん、
それじゃあお嫁さんにするにはちょっと困るね」
「余計なお世話でございます」

【市場へ、市場へ】
市場へ、市場へ、レーズン入りのケーキを買いに。
帰ろうよ、帰ろうよ、市場には遅れちゃった。
市場へ、市場へ、レーズン入りのパンを買いに。
帰ろうよ、帰ろうよ、市場はもう店じまい。

【数学】
掛け算はとっても面倒、
割り算は因業(いんごう)で意地悪、
比例は人を悩ませて、
応用問題は頭がどうにかなりそう。

【眼】
青い眼はきれい、
灰色の眼は陰気、
黒い眼は腹黒い、
茶色の眼はおばけだよ。

【五月のみつばち】
五月のみつばちは、乾草一山分の価値。
六月のみつばちは、銀のさじと同じくらいの価値。
七月のみつばちは、ハエ一匹にも値打ちがない。

【朝のかすみ】
朝のかすみと夕焼け空は、明日は晴れるという合図。
曇った夕暮れと朝焼け空は、羊の毛をびしょ濡れにする合図。

【かっこ鳥】
きれいな小鳥、かっこ鳥、
飛びながら鳴くかっこ鳥、
鳴いて知らせるその声は、嘘のないいい知らせ。
小鳥の卵を盗んで食べるから、
鳴き声が涼しいかっこ鳥。
もう鳴いています、カッコウと。
夏がもうすぐやってきます。

【豆こぞう】
豆んちょの家の、豆んちょのこぞうっこ。
よその養魚池へおしかけて、魚をぴんぴと釣り上げた。

【ソロモン・グランディ】
ソロモン・グランディは、
月曜日に生まれて、
火曜日に洗礼を受け、
水曜日に嫁をもらったが、
木曜日には病気になり、
金曜日にはぐったり重くなって、
土曜日にお亡くなりになって、
日曜日には埋められた。
ソロモン・グランディの御一代。
そこでおしまい、ちゃんちゃん。

【かえるの殿御】
お池にいるのはカエル殿、
お池にいるのはカエル殿、
ハツカネズミは粉小屋に。
相手がほしいカエル殿、
相手がほしいカエル殿、
カタツムリの背中に乗って。
ハツカネズミのお宿まで、
ハツカネズミのお宿まで、
そこで戸を叩いて、こう言った。
「ハツカネズミのお姫さま、わたしはあなたに会いに来た。
ハツカネズミのお姫さま、わたしはあなたに会いに来た。

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