初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第5話

ホーソーン ナサニエル

というのは、これらの恐ろしいゴーゴンたちの何より怖いところは、もし我々無力な人間が、彼らの顔をまともに見つめでもしようものなら、間違いなく、温かい肉と血が、たちまち冷たい死んだ石になってしまうということでした。

だから、君たちにもすぐわかる通り、悪い王様ポリデクティーズが、この罪もない若者のために考え出したことは、とてつもない危険な冒険だったのです。
パーシウス自身も、そのことをよく考えてみると、彼が無事に切り抜けて帰ってくる見込みはほとんど立たず、蛇の髪をしたメヅサの首を持って帰るよりも、むしろ石仏になってしまう心配の方がずっと多そうな気がしないではいられませんでした。
というのは、他のいろんな困難は言うに及ばず、ここに、パーシウスよりも年取った人でも、どう突破していいか分からなくなってしまうような困難が一つあったからです。
彼は単に、この金の翼、鉄のうろこ、長い牙、真鍮の爪、蛇の髪などを持った怪物と戦わなければならないというだけではなく、目を閉じたままか、あるいは少なくとも、現に戦っている相手をほとんどちらっと見ることさえしないで倒さなければならないのです。そうでなければ、ゴーゴンに打ちかかろうと腕を上げた瞬間に石にされてしまい、その腕を上げた姿勢のまま、何百年もの月日と風雨によって体がぼろぼろになるまで、そこに立ち尽くすことになってしまうでしょう。
輝かしく美しいこの世界で、これからたくさんの手柄を立て、素晴らしい経験をしようという若者の身に起こるには、あまりにも悲しすぎる結末です。
そんなことを考えると胸が締め付けられるほど悲しくなり、パーシウスは自分が引き受けてしまった冒険のことを、お母さんにさえ話すことができませんでした。
そこで彼は盾を手に取り、剣を腰に下げて島から本土へと渡りましたが、誰もいない場所で一人座り込み、こぼれ落ちる涙を抑えることができませんでした。

しかし、彼がそんな悲しみに暮れていると、すぐそばで声が聞こえました。
「パーシウスよ」とその声は言いました。「なぜお前はそんなに悲しんでいるのだ?」
彼は伏せていた顔を上げました。
ところがどうでしょう。パーシウスは自分一人だと思っていたのに、この誰もいない場所に一人の見知らぬ青年が立っていたのです。
それはとても元気そうで、利口そうな顔つきをした青年でした。肩には外套をかけ、頭には不思議な帽子をかぶり、手には奇妙に曲がりくねった杖を持ち、腰には短く、ひどく反り返った剣を下げていました。
その体つきは、日頃から運動をしていて、跳んだり走ったりすることが得意な人のように、とても軽やかで活発でした。
とりわけその見知らぬ人は、とても快活で抜け目がなく、頼りになりそうな(その上、少しばかりいたずらっぽいところもあるような)様子をしていたので、パーシウスは彼を見ているうちに、自分もだんだんと元気づけられるような気がしました。
それにパーシウスは本来、勇気のある若者です。よく考えてみればそれほど落ち込む必要もないのに、臆病な小学生のように目に涙をためている姿を他人に見られたことが、とても恥ずかしくなりました。
そこでパーシウスは涙を拭い、できるだけ勇ましい顔を作って、見知らぬ人に向かってかなり元気に答えました。
「そんなに悲しんでいるわけじゃないんだ」と彼は言いました。「ただ、僕が引き受けた冒険について考え込んでいただけだよ」

「おほう!」と見知らぬ人は答えました。
「まあいいから、僕にその話を全部聞かせてくれないか。そうすれば、力になれるかもしれない。
僕はこれまでにもたくさんの若者を助けて、自分では無理だと思っていた冒険をやり遂げさせたことがあるんだ。
多分、君も僕の名前を聞いたことがあるだろう。
僕にはいろんな名前があるけれど、『クイックシルヴァ』という名が一番しっくりくるかな。
さあ、君の悩みを話してごらん。二人で相談すれば、何かうまい方法が見つかるかもしれないよ」

その見知らぬ人の言葉と態度に、パーシウスはすっかり勇気づけられました。
これ以上悪い状況になることもないだろうし、もしかするとこの新しい友達が、何か素晴らしい知恵を貸してくれるかもしれない。そう思ったパーシウスは、自分の悩みをすべてクイックシルヴァに打ち明けることにしました。
彼はかいつまんで、ありのままの事情を話しました。つまり、ポリデクティーズ王が美しいヒポデイミヤ姫への結婚祝いとして、蛇の髪を持つメヅサの首を欲しがっていること、そして自分がそれを取ってくると引き受けてしまったものの、石にされてしまうことを恐れているということを。

「石になるのは可哀想だな」とクイックシルヴァは、少し意地の悪いほほ笑みを浮かべて言いました。「もっとも、君はとても立派な大理石の像になるだろうがね。
ぼろぼろになるまで何百年もかかるだろうし。
だけど、たいていの人は、石像になって何百年も立っているよりは、たとえ数年でも若者として生きていたいものだろう?」

「ええ、全くその通りです!」とパーシウスは、また目に涙を浮かべながら叫びました。
「それに、もしも可愛い息子が石にされてしまったら、僕の大切なお母さんはどうなってしまうでしょう?」

「まあまあ、そんな縁起でもないことにはさせないよ」とクイックシルヴァは元気づけるような調子で答えました。
「もし誰かが君を助けられるとすれば、それは僕をおいて他にいない。
今は恐ろしいことのように思えるだろうけれど、君がその冒険を無事に切り抜けられるよう、僕と僕の姉とでできる限りの手助けをしてあげよう」

「あなたのお姉さんですって?」とパーシウスは聞き返しました。「そうだよ、わたしの姉のことさ」と見知らぬ人は言いました。
「彼女は本当に、ものすごく頭がいいんだ。それにわたし自身も、たいした知恵はないけれど、どんなことにぶつかっても途方に暮れるようなことはまずないね。君が大胆に、そして細心の注意を払って、わたしたちの言うことを聞いていれば、まだ当分は石像になるなんて心配は無用だよ。だが、君はまず第一に、自分の盾を、鏡のように自分の顔がはっきりと映るくらいまで磨き上げなければならない」

これはまた、冒険の手始めにしてはずいぶんと変わったことだな、とパーシウスは思いました。というのは、盾というものは、顔が映るほどピカピカに光らせるよりも、ゴーゴンの真鍮の爪から身を守れるくらい丈夫な方がずっと大切だと彼は考えていたからです。
しかし結局、自分よりもクイックシルヴァの方が深い考えを持っているのだろうと思い、彼はすぐに仕事に取りかかりました。そして一生懸命に熱心に盾を磨き上げたので、盾はあっという間に、秋のお月様のように輝き出しました。
クイックシルヴァはそれを見てにっこりと笑い、「よしよし」というようにうなずきました。
それから、自分の腰に下げていた短く反り返った剣を外すと、パーシウスがこれまで使っていた剣の代わりに、それを彼に持たせてやりました。
「君の目的に本当に役立つ剣は、わたしの剣のほかにはないのだ」と彼は言いました。「その刃は最高に切れ味がよくて、鉄でも真鍮でも、まるで細い小枝を切るようにスパッと切れてしまう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました