ふたりがハシバミの木のそばをとおりかかりますと、二羽の白いハトが声をそろえて、
ちょいとうしろを見てごらん
ちょいとうしろを見てごらん
くつのなかには血がないよ
くつはちいちゃすぎないもの
こんどは ほんとの花よめつれていく
と、うたっていました。
ハトは、こううたってから、二羽ともまいおりてきて、灰かぶりの肩の上にとまりました。
一羽は右に、一羽は左に。
そして、そのまま、ずっとそこにとまっていました。
いよいよ灰かぶりと王子との結婚式がおこなわれることになりました。
そのとき、にせの花よめになった、ふたりのきょうだいがやってきて、お世辞をいってごきげをとりました。
こうして、ふたりは灰かぶりのしあわせを、わけてもらおうと思ったのです。
花よめ、花むこが教会へいくときには、ねえさんのほうは右がわに、妹のほうは左がわにつきそって歩いていきました。
すると、二羽のハトがとんできて、きょうだいの目玉を、ひとつずつ、つつきだしてしまいました。
それから、式がすんででてきたときには、ねえさんのほうは左がわに、妹のほうは右がわにつきそっていました。
すると、二羽のハトが、きょうだいのもうひとつずつのこっている目玉をつつきだしました。
こんなわけで、ふたりのきょうだいは、いじわるをしたり、にせの花よめになったりしたばちがあたって、一生目が見えなくなってしまいました。
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