2026-08

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『注文の多い料理店』新刊案内

初級翻訳・『注文の多い料理店』新刊案内 第1話

イーハトヴというのは、一つの土地の名前です。どうしてもその場所を知りたいと思うなら、それは、大きなクラウスや小さなクラウスたちが畑を耕していた野原や、少女アリスが迷い込んだ鏡の国と同じ世界の中にあると考えてください。テパーンタール砂漠のはる...
『注文の多い料理店』序

初級翻訳・『注文の多い料理店』序 第1話

ぼくたちは、氷砂糖なんてひとつももっていなくても、きれいにすきとおった風をたべたり、桃色のうつくしい朝の光をのむことができます。またぼくは、畑や森の中で、ひどいボロボロのきものが、いちばんすばらしいビロードやラシャや、宝石がついたきものに変...
『注文の多い料理店』広告文

初級翻訳・『注文の多い料理店』広告文 第1話

イーハトヴというのは、あるひとつの地名です。もしもその場所をどうしても探そうとするなら、それは、大小のクラウスたちが畑を耕していた野原や、少女アリスがたどり着いた鏡の国と同じ世界の中、テパーンタール砂漠のずっと北東、イヴン王国の遠い東のほう...
『少年科学探偵』序

初級翻訳・『少年科学探偵』序 第1話

この本にまとめた六つの探偵小説は、雑誌『子供の科学』に連載されたもので、小学校の五・六年生から中学の二・三年生くらいの少年のみんなに向けて書いたものです。いまの世の中はすっかり科学の時代で、科学の知識がなければ、私たちは一日だって楽しく暮ら...
『グリム童話集』序

初級翻訳・『グリム童話集』序 第3話

そのことについては、元の作者であるグリム兄弟に対して申しわけない気持ちでいっぱいです。読者のみなさんからの厳しいご意見や応援のムチによって、いつの日かこの本をもっとすばらしいものに完成させたいと願っています。昭和十三年三月 新しい版を出すに...
『グリム童話集』序

初級翻訳・『グリム童話集』序 第2話

「童話」という新しい言葉をつくったのはおそらく京伝で、その時代は今(昭和十三年)からおよそ百五、六十年ほど昔、天明(てんめい)の終わりか寛政(かんせい)の初めごろに書いた彼の『童話考(どうわこう)』という本の中ではじめて使ったのではないかと...
『グリム童話集』序

初級翻訳・『グリム童話集』序 第1話

『グリム童話』は、子どもたちの世界のたからもののような本です。『グリム童話』は、いつまでも若いままのきらめきを失わない、人間の心の栄養となるものです。この『グリム童話集』を日本の言葉に訳して紹介することは、私たちの国の人々に、世界でいちばん...
「風博士」

初級翻訳・「風博士」 第1話

世の中のすました暗い世界から、ぶくぶくと発酵して生まれてきたような、ものすごーいおしゃべりな小説です。これを読んで怒ろうとしても怒れるわけがありませんし、笑うにはちょっとバカバカしすぎて、「いったいどうしたものかなあ」と首をかしげさせられな...
「絵本」

初級翻訳・「絵本」 第1話

いまから十数年前のことです。それは、小林秀雄さんと永井龍男さんが初めて出会ったときのお話でした。小林さんがまず永井さんに「君は志賀直哉を読むかい?」と尋ねました。「うん、好きだよ」と、永井さんはすぐに答えました。「じゃあ、佐藤春夫はどうだい...
「白い蛇、赤い蛇」

初級翻訳・「白い蛇、赤い蛇」 第1話

「白い蛇、赤い蛇」岸田國士 舟橋聖一氏の長編小説「白い蛇、赤い蛇」は、新聞の連載小説として書かれたものですが、なるほどこれなら、大抵の読者を満足させることに成功したことでしょう。作者は、無理に大衆ウケをねらっているわけではありません。かとい...
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