初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第28話

ホーソーン ナサニエル

「しかし、一番苦手だなと思う相手こそ、若い書き手にとって最もありがたい批評家ではないかと私は思うんだ。だから、ぜひ私に聞かせてくれたまえ」

「批評家には、いくらかの『同情』も必要だと僕は思うんですけれどね」ユースタス・ブライトは、つぶやくように言いました。「ですが、おじさんが辛抱して聞いてくださるというのなら、お話をしましょう。ただし、僕は子供たちの想像力や共感を目指して話すのであって、おじさんに向けて話すわけではないということを、心に留めておいていただきたいんです」

そこで学生は、心に浮かんだ最初の題目を捉えました。それは、ちょうど彼が炉棚の上に見つけた一皿の林檎から思いついたものでした。

三つの金の林檎

ヘスペリディーズの庭になっていたという、金の林檎の話を聞いたことがありますか? ああ、もしも今、そんな果物が畑になっているのが見つかったとしたら、一ブッシェルでも大した値打ちがつくだろうというような林檎でした! しかし、この広い世界にも、その林檎から接ぎ木した木は一本だって残っていないだろうと思います。その林檎の種一粒だって、もうどこにもありません。

そして、ヘスペリディーズの庭がまだ雑草で覆われていなかった、遠い昔、ほとんど忘れ去られたような時代でさえも、たいていの人々は、中身まで金でできた林檎が枝に実る木なんて、本当に存在するのかどうか疑っていました。みんなその話を聞いてはいましたが、実際にそれを見たという人はいませんでした。

それでも子供たちは、金の林檎がなる木の話を夢中になって聞いていて、大きくなったらそれを見つけてやろうと思いました。仲間たちの誰よりも勇ましいことをやってのけたいと願う冒険好きな青年たちも、この林檎を探しに出かけました。しかし、彼らの多くは二度と帰ってきませんでした。もちろん、そんな林檎を持ち帰った者は一人もいません。

誰が行ったとしても、それを手に入れられなかったのは無理もありません。その木の下には一匹の竜がいて、その頭は百もの蛇になっており、そのうちの五十が眠っている間も、残りの五十が見張りをしているという話なのですから。

僕の考えからすると、中身まで金の林檎だからといって、それほどまでの危険を冒す価値があるとは思えません。それが、実においしくて柔らかく、果汁がたっぷり詰まった林檎だったら話は別です。その時なら、たとえ百の頭を持つ竜がいたところで、それを手に入れようとすることは多少の意味があったかもしれません。

しかし、前にも言った通り、あまりに長い平和と休息に飽き飽きしてくると、ヘスペリディーズの庭を探しに行くというのは、青年たちにとって全くありふれた冒険だったのです。

そしてある時、この冒険が一人の勇士によって企てられました。この勇士と来たら、この世に生まれてからというもの、ほとんど平和や休息を味わったことのないような荒武者でした。ちょうど僕が今から話をしようとしている頃のことですが、彼はとても大きな棍棒を手に持ち、弓と矢筒を肩にかけて、気持ちの良いイタリアの国中を旅して歩いていました。彼はそれまで現れたこともないような、大きくて獰猛な獅子を自らの手で退治し、その皮を剥いで身にまとっていたのです。そして、大まかに言えば彼は親切で度量も広く、立派な人柄でしたが、心の中にはその獅子のように激しいところが多分にありました。
彼は旅を続けながら、ずっと、あの有名な庭へはどう行けばいいのかと尋ねて回りました。
しかし、田舎の人たちは誰もそんなことはさっぱり知らず、もしもその見知らぬ人が大きな棍棒を背負っていなかったら、その質問を笑い飛ばしていただろうな、というような顔をしました。
そうして彼は、相変わらず同じことを尋ねながら旅を続け、とうとう最後には、ある川のほとりにたどり着きました。
そこには何人かの美しい若い娘たちが座って、花輪を編んでいました。
「可愛らしい皆さん、ちょっと伺いますが、ヘスペリディーズの庭へ行くには、この道を行けばいいのでしょうか?」とその見知らぬ人は尋ねました。
若い娘たちは、花を輪にして編み、お互いの頭に乗せ合って、みんなで楽しく遊んでいたのです。
そして彼女たちの指には、不思議な力があるらしく、彼女たちが花をいじっていると、花は茎についていた時よりもいっそう生き生きと水分を含み、色合いもあざやかに、香りもさらに強くなるのでした。
しかし、その見知らぬ人の質問を聞くと、彼女たちは花をみんな草の上に取り落とし、驚いて彼を見つめました。
「ヘスペリディーズの庭ですって!」と一人が叫びました。
「あれほど何度も失敗しているんですもの、人間はもうその庭を探すなんてやめたのだと思っていましたわ。それに、冒険好きの旅人さん、一体あなたはその庭へ行って、どうしようというの?」
「僕のいとこにあたる王様が、金の林檎を三つ取ってこいと命じたんです」と彼は答えました。
「あの林檎を探しに来る若い男の人たちは、たいてい自分で欲しがるか、あるいは好きなきれいな娘さんにプレゼントしたがるものですよ」と、もう一人の娘が言いました。
「それじゃあ、あなたは、いとこの王様のことがそんなにお好きなんですか?」
「あまり好きでもないんです」と、その見知らぬ人はため息をつきながら答えました。
「彼は度々僕に対して、つらく、ひどい当たり方をするのです。けれど、彼に従うのが僕の運命ですから」
「それから、あなたは百の頭を持った恐ろしい竜が、あの金の林檎の木の下で見張りをしていることを知っていますか?」と、最初に口を開いた娘が尋ねました。
「よく知っています」と、見知らぬ人は静かに答えました。
「けれど、小さい時から、毒蛇や竜を相手にすることは僕の仕事のような、いや、ほとんど楽しみのようなものでしたからね」
若い娘たちは、彼の大きな棍棒と、身にまとったもじゃもじゃの獅子の皮、そしていかにも勇士らしい彼の手足や体つきを眺めました。
そして彼女たちは、この人なら、ほかの男たちには到底かなわないようなことでもやってのけるだろう、とささやき合いました。
しかし、それにしても百の頭を持つあの竜が相手です! たとえ百の命があったとしても、そんな怪物の毒牙を逃れる見込みのある人間なんているでしょうか? 娘たちはとても優しい心を持っていたので、この勇敢で立派な旅人がそんな危険なことを企てて、九分九厘、あの竜の百もある口に食われて命を落とすのを見るにしのびない気がしたのです。
「お帰りなさい!」彼女たちはみんなで叫びました。
「自分のおうちへお帰りなさい! あなたのお母様は、あなたの無事な姿を見て、うれし涙にくれるでしょう。たとえあなたが竜に勝って帰ったところで、お母様がそれ以上お喜びになれるわけはないのですから。金の林檎なんてどうでもいいじゃありませんか! あなたのひどいいとこの王様なんてかまうものですか! 私たちは、百の頭をしたあの竜なんかに、あなたを食べさせたくないのです!」
見知らぬ人は、こんなふうにいろいろと説得されて、じれったくなってきた様子でした。
彼は何気なく大きな棍棒を持ち上げ、その辺の、半分土に埋まった石の上にどんとおろしました。

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