「あるよ!」
と答えて、達ちゃんはこれをいい機会だと思い、立ち上がりました。
そして、いろいろな本や雑誌を出してきて見せました。
二人はそれから、とても楽しく遊んだのでした。
その夜、お姉さんは秀ちゃんから聞いた「くりねずみ」の話をみんなに話したので、家族みんなが大笑いしました。
「達ちゃんは、自分が笑われたことはちっとも話さないんだから」
とお母さんが言うと、達ちゃんは何も返事ができませんでした。
そして心の中で、秀公が、自分が砂鉄でいたずらをしてしかられたことを黙っていてくれたのだと、何度も何度も感謝し、これからは自分も人の失敗を言いふらさないようにしようと心に誓ったのでした。
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