library

スポンサーリンク
小川 未明

初級翻訳・金持ちと鶏 第2話

友だちはこれを見てあっけにとられましたが、それを見た金持ちはますます得意になって、「このとおりだろ! 鶏のケンカをさせるなら、どこからでも強いやつを連れてくるといい、この鶏は絶対に負けないからさ!」と、胸を張りました。友だちは少し考えてから...
小川 未明

初級翻訳・金持ちと鶏 第1話

あるところに、とてもお金持ちの男がいました。毎日やることがなくて退屈だったので、「そうだ、鶏でも飼って、毎朝できたての新鮮な卵を食べて暮らそう!」と思いつきました。男は鳥屋さんへ出かけていって、「よく卵を産んでくれる鶏が欲しいんだが、そんな...
楠山 正雄

初級翻訳・金太郎 第2話

そのとき、きこりは不意に窓からひょっこりと顔を出して、「こらこら、坊や! こんどはおじさんと相撲を取ろうじゃないか!」と言いながら、のこのこと家の中に入っていきました。そして、いきなり金太郎の前に自分の毛むくじゃらの手をぐっと差し出しました...
楠山 正雄

初級翻訳・金太郎 第1話

一 むかしむかし、金太郎というすごく元気で力持ちの子供がいました。 相模の国の足柄山の山奥で、おかあさんの山うばといっしょに暮らしていました。 金太郎は生まれた時からそれはそれは力が強くって、まだ七つや八つのころには、石臼や、もみがらの入っ...
豊島 与志雄

初級翻訳・金の猫の鬼 第3話

森の中を夢中で駆け抜けてから、ふと振り返ってみると、海賊たちの住み家はパッと威勢よく真っ赤な炎を上げて燃えさかっていました。ピチ公は「ふう……」と大きくほっと息をつき、それから急におかしくなって、自分の大きなお腹を両手で抱え込みながら、大声...
豊島 与志雄

初級翻訳・金の猫の鬼 第2話

「あのコノオレを縛り首にしてしまえ!コノオレが、金の猫を盗みやがったんだ。ぐずぐずするな、早くしろ!コノオレをとっ捕まえて、木端微塵(こっぱみじん)に切り刻んでしまえ!」手下たちは、あまりのことにぽかんとして、あぜんとしました。たしかに金の...
豊島 与志雄

初級翻訳・金の猫の鬼 第1話

一 むかしむかし、台湾の南のはしっこにある見はらしのいい場所に、中国の海賊たちがやってきて、自分たちのすみかを作ってしまいました。そのため、近くに住んでいる人たちはとても困っていました。 なかでも海賊のボスは、おでこに一本のツノが生えた「鬼...
小川 未明

初級翻訳・金が出ずに、なしの産まれた話 第2話

そして、ほかの場所のものよりも水分が多くて甘かったけれど、またどこか、その味にはほんのりと切ない哀しみが漂っていたのでした。
小川 未明

初級翻訳・金が出ずに、なしの産まれた話 第1話

あるお金持ちのひとが、毎日お部屋のなかにすわって、窓から向こうの山を眺めては、こんなことを考えていました。「あの山から、なにかお宝がざくざく出てこないかなあ」その山はあまり高くはありませんでしたが、形がとってもきれいだったのです。ちょうどそ...
芥川 竜之介

初級翻訳・野呂松人形 第2話

僕はその人形を見て、改めて「異国人(エトランジェ)」のような、どこかよそよそしい不思議な感覚を深く抱いた。アナトール・フランスの書いたものに、こんな一節がある。――時代と場所の制限を離れた美なんてものは、どこにも存在しない。自分が芸術作品を...
スポンサーリンク