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江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第20話

」「えっ、B・Dバッジだって?」 二少年は、びっくりして、それをしらべました。ふたりは、小林、井上、野呂の三人が、五日もまえから、ゆくえ不明になっていることを、よく知っていたからです。もしや、あの三人が、じぶんたちの行くさきを知らせるために...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第19話

その部屋には入口のドアのほかには出入り口がひとつもありません。窓すらなかったのです。それなのに、あの巨大なゾウがまるで煙のように消えてしまったのです。ああ、かわいそうなノロちゃんは、いったいどうなってしまったのでしょうか。(悪魔のなぞ)「ウ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第18話

それはゾウでした。巨大なゾウが、コンクリートの廊下を歩いてくるのでした。さっきの恐ろしい音は、ゾウのうなり声だったのです。それにしても、こんなところにゾウがいるなんて、おもいもよらないことでした。これがほんとうのゾウでしょうか。やっぱり、魔...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第17話

「さあ、みんな、つかれただろう。ひとやすみだ。」 黒人が、おどりをやめたので、みんなも、立ちどまりました。「ところで、きみたち、いまの魔術の種が、わかるかね。え、どうだ、わかるまい。」 黒人は、そういって、みんなの顔を見まわしました。「ぼく...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第16話

ね、あいつをつかまえて、ひどいめにあわせてやろうよ。」井上君は、顔をまっかにしておこるのでした。しかし、小林君は、なにか、べつの考えがあるらしく、すこしもさわぎません。こわがって、ふるえているノロちゃんと、目をむいて、おこっている井上君を、...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第15話

おばけかしらと、ギョッとしましたが、おばけではありません。ひとりのまっ黒な顔をした、黒人の老人です。頭はまっ白で、白い口ひげと、あごひげをはやした、しわくちゃの老人です。やせたからだに、だぶだぶの白い大きなきれを、肩からはすにまきつけていま...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第14話

ふたりは、金色の衣装をつけて、大きな木のみきのかげにかくれていた。まず、おとなのきみが、山下君のそばをはなれて、一本の木のかげにかくれる。すると、にせの井上が、きみにかわって、山下君に見えるように歩きだし、はんたいがわの木のみきにかくれる。...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第13話

」と、いたずらっぽく、たずねるのでした。「わかった! いままで、ぼくと、いっしょにいた、このふたりは、にせものです。それが、きみの魔法の種だったのだ。」 小林君が、ほおをまっかにして叫びました。魔法博士のトリックが、わかってきたように、思っ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第12話

」「王さまだって? いったい、それは、どこにいるんです?」「ご殿にいるよ。魔法博士という、えらい人さ。」「それは、黄金怪人のことじゃありませんか?」「うん、よく知っているね。王さまは黄金のよろいをきているよ。そして、魔法つかいだからね、黄金...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法博士 第11話

三人は、みるみる、巨大な口の前に近づき、小林君がさいしょに、そのまっかなくちびると白い歯の中へ、のめりこんでしまいました。そして、井上君も、ノロちゃんも、そのあとから、つぎつぎと巨人の口にのまれていきました。胎内くぐりむかしは、山の岩あなの...
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