アンデルセン ハンス・クリスチャン

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アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・人魚のひいさま 第5話

こういう広間のいくつかあるなかの、いちばんの大広間のまんなかに、大きな噴水がふきだしていて、そのしぶきは、ガラスの円天井まで上がっていましたが、その天井からは、お日さまがさしこんで、噴水の水と大水盤のなかにういている、うつくしい水草の上にき...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第4話

ふと一瞬、墨をながしたような真っ暗な夜になって、まるでものが見えなくなりました。するうちに、いなびかりがしはじめるとまた明るくなって、船の上のようすが手にとるようにわかりました。みんないろんな方法でどうにかして助かろうとあがいていました。わ...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第3話

あらしが近づいてくると、船はやがて沈んでしまう運命にあることがわかっていたので、みんなで船のそばへ泳ぎっていき、やさしい歌をうたって聞かせるのです。海の底がどんなに美しいか、だから船の人たちは沈むことをそんなにこわがらなくてもいいんだよと、...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第2話

いく晩もいく晩も、ひいさまは、あいている窓ぎわに、じっと立ったまま、くらいあい色した水のなかで、おさかながひれやしっぽをうごかして、およぎまわっているのをすかしてみていました。お月さまと星もみえました。それはごくよわく光っているだけでしたが...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第1話

はるか沖のほうへ出てみますと、海の水はまるでうつくしい矢車菊(やぐるまぎく)の花びらのように青く、あくまですきとおったガラスのように澄みきっています。でも、そこは深いことといったらありません。どんなに長い綱をおろしても、底にとどかないほど深...
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初級翻訳・人形つかい 第3話

そうすると、小さいお客さんたちは、むかし自分のおとうさんやおかあさんがそうしたように、いっしょになって泣いてくれるのです。わたしは、「ヨハンナ・モンフォーコン」や「ダイヴェケ」といったお話も上演します。もちろん、すこし短くしてですがね。なぜ...
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初級翻訳・人形つかい 第2話

人形たちが、ほんとうの役者になることを望んでいらっしゃるんですね」と、学生は言いました。「そして、あなた自身が監督になれば、それであなたは、完全に幸福になると、信じていらっしゃるんですか?」学生はそれを信じませんでしたけど、わたしは信じまし...
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初級翻訳・人形つかい 第1話

いかにも楽しそうな顔をした、かなりの年のおじさんが、汽船に乗っていました。もし、ほんとうにその顔の表情どおりなら、この人はこの世界でいちばんしあわせな人にちがいありません。じっさい、この人は自分でそう言っていたのです。わたしはそれを、この人...
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初級翻訳・ペンとインキつぼ 第2話

あたしが言った皮肉(ひにく)くらい、わかってちょうだい」「なんだと、このインキ入れめ!」と、ペンは怒りました。「ふん、この字を書くだけの棒(ぼう)っぱし!」と、インキつぼもやり返しました。これで二人とも、自分の方がいいことを言ったつもりにな...
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初級翻訳・ペンとインキつぼ 第1話

ある詩人の部屋のなかでのお話です。だれかが、詩人のつくえの上にあるインキつぼを見て、こう言いました。「こんなインキつぼのなかから、ありとあらゆるお話や詩が生まれてくるんだから、本当にふしぎだなあ! 今度は、いったい何が飛びだしてくるんだろう...
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