アンデルセン ハンス・クリスチャン

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アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・人魚の姫 第4話

このありさまに、水夫たちはまた帆をおろしました。大きな船は、あれくるう海の上を、ゆれながらも、矢のように速くつき進んでいます。波は、大きな山のように、黒々ともりあがって、今にもマストをつきたおそうとします。船は、まるでハクチョウのように、高...
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初級翻訳・人魚の姫 第3話

船の人たちは、お姫さまが氷山の上に座って長い髪を風になびかせているのを見ると、びっくりして進路をかえていってしまいました。やがて日が暮れかかると、空は雲でおおわれました。稲妻がピカピカと光り、かみなりがゴロゴロと鳴りだしたのでした。黒い海の...
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初級翻訳・人魚の姫 第2話

「おまえたちが、十五になったらね」と、あるとき、おばあさまが言いました。「海の上に浮びあがることをゆるしてあげますよ。そのときには、明るいお月さまの光をあびながら、岩の上に腰をおろして、そばを通っていく大きな船を見たり、森や町をながめたりす...
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初級翻訳・人魚の姫 第1話

海のはるか遠くへ進んでいくと、水の色はちっとも濁りのない、いちばん美しいヤグルマソウの花びらのようにまっさおになり、きれいに透き通ったガラスのようにすっきりと澄みわたっています。けれども、そのあたりはとっても深いので、どんなに長い綱をつけた...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第11話

そのすがたも、やっぱり人間の目には見えません。彼らはつばさがなくても、自然と軽い体になって、ふうわりと空をただよいながら上へ上へと昇っていくのです。人魚のひいさまも、気がつくとそれと同じものになっていました。目には見えないけれど、ただよう風...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第10話

その日の夕方、花嫁と花婿は船に乗り込み、海へと漕ぎ出していきました。大きなどこどんという大砲の音がとどろきわたり、船という船の旗が一斉に風になびきました。船のまんなかには、王家ご用達の金色と紫色の天幕が張られ、中にはうっとりするほど美しい寝...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第9話

あのとき、あたしは岩のあわかげにかくれて、だれか人がやってこないか見張っていたのよ。あの方が、あたしよりもっと好きだっておっしゃる、そのうつくしいむすめのことだって、ちゃんと見て知っているわ」ここまで考えると、人魚のひいさまは、ふかいため息...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第8話

王子はそのとき、いったい、あなたはだれでどこから来たのかといって、たずねました。ひいさまは、王子の顔を、やさしく、でも、あくまでかなしそうに、そのこいあい色の目でみあげました。もう、口をききたくもきけないのです。そこで、王子はひいさまの手を...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第7話

「あしたの朝、日が昇ってしまうと、もうそのあとでは、また一年が巡ってくるまでどうにもしてあげられないところだったんだ。では、くすりを調合してあげるから、それを持って日の出る前に陸のほうまで泳いでいき、岸に上がってそれを飲むのだよ。そうすれば...
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初級翻訳・人魚のひいさま 第6話

今夜は、お城で舞踏会を開きましょう!」 さて、この舞踏会が、たしかに、地上の世界では絶対に見られないほどの豪華なものでした。大きな踊り部屋の壁と天井とは、ぶ厚いけれど、よく透き通ったガラスでびっしりと張りめぐらされていました。ばら色や草みど...
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